今週は、 同じ読みで意味が違う言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 言葉の違い(3)>
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「管理」と「監理」
今週は、同じ読みでも漢字と意味が異なる言葉を取り上げています。
今一度、違いを確認してみましょう。
「管理」と「監理」。
字面は異なりますが、意味の違いを
理解できていますか?
「管理」は、人や施設、物などの保全や処理をとりしきること。
「監理」は、物事を監督すること
という違いがあります。
元気でいるためには「健康管理」が、
一定のクオリティを保つためには「品質管理」が必要です。
企業には「管理職」がいて、「管理能力」が問われます。
建物には「管理人」がいて、「管理費」もかかります。
一方、「監理」は物事を監督し、取り締まることなので
公的な意味合いが加わり
「設計監理」とか「電波監理審議会」のような使い方をします。
「管理」に似た言葉に「管轄」があります。
国家機関などがその権限によってとりしきることやその範囲を意味し、
「中国地区の管轄」「管轄外の業務」
のように使います。