今週は、 気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < うっかり敬語(2)>
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                      「頂戴する」の代わりに

 ビジネスメールだけでなく、
 電話や対面での対応でも
 うっかり使ってしまいがちな敬語の間違いについて
 今週は取り上げています。


 対面のやりとりで、
 自分の名前を書いたり言ったりすることがあります。

 そんなとき、相手から
 「お名前を頂戴できますか」
 と言われることが多くあります。

 「頂戴する」は、もらうとか、あげるという意の謙譲語ですが、
 名前はあげたり、もらったりするものではないので
 「頂戴する」を使うのはNGです。

 名前を相手に尋ねる場合は
 「お名前を伺えますか」

 名前を相手に書いてもらう場合は
 「お名前をお書きいただけますか」
 「お名前をご記入いただけますか」
 とするのが適切です。

 「お名前をお願いします」
 とすれば、尋ねるときも書いてもらうときも使えます。


 「頂戴する」は、こんな使われ方もしています。

 相手に社内の担当者が休みであることを伝える時
 「山田はお休みを頂戴しております」。

 休みは社外の相手に許可を得てとるものではないので
 「頂戴する」を使うのは適切ではなく、

 自社の社員が休んでいることを伝えるのに
 「お休み」と「お」を付けて丁寧語にするのもNGです。

 この場合は
 「山田は休んでおります」
 「山田は現在、休暇中です(ございます)」
 のように書きます。

 担当者や上司が休みで、代わりに自分がメール対応するようなときは

 「担当の(課長の)山田が休みのため、
  代わりに○○(自分の名前)が承ります」

 と対応するとよいでしょう。



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 【しごび】 の お す す め
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