今週は、 気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < うっかり敬語(3)
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                       「~させていただく」

 ビジネスメールだけでなく、
 電話や対面での対応でも
 うっかり使ってしまいがちな敬語の間違いについて
 今週は取り上げています。

 ファーストコンタクトのメールの書き出しで
 こんな自己紹介文を目にしたことはありませんか?

 「○○プロジェクトのリーダーをさせていただいております
  佐藤です」

 名乗る本人は、相手に自分の立場を
 丁寧かつへりくだって伝えようという気持ちで
 「~させていただく」を使っているのでしょうが、

 この言い回しでは
 相手の承認・了承を得てプロジェクトのリーダーに
 ならせてもらっている、ということになります。

 ▼「~させていただく」について述べたバックナンバーはこちら
  「お話をさせていただく」< おかしな敬語(3)>VOL.1559

 したがって、上記の一文は

 「○○プロジェクトのリーダーの佐藤です(と申します)

 と名乗るのが適切です。

 「メールで関連資料をお送りさせていただきます
 という一文も「~させていただきます」は不要。

 「メールで関連資料をお送りします(いたします)

 として相手に失礼になりません。

 相手に社内の担当者が休みであることを伝える際
 「山田は本日、お休みさせていただいております
 という言い回しも

 休んでいるのは会社の規定や自分の都合によるもので
 相手に許可を得てとるわけではないので

 「山田は本日、休んでおります
 あるいは
 「山田は本日、休みです
 として差し支えありません。

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