今週は、気をつけたい敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < うっかり敬語(5)>
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「校長先生」
読者の方から、二重敬語について下記の質問をいただきました。
<読者からの質問>————————————————
二重敬語についての質問です。
1 校長先生は、二重敬語だと言う方がいました。
2 ○○先生 様、も二重敬語だと言われました。
人間でないものへの敬語について♪
○○市さんの△△さんというのでなく、
○○市の△△さんと呼ぶべきと言われました。
考え方を教えて下さい。宜しくお願いします。
(読者 S.Sさん)
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話し言葉では、頻繁に使っている「校長先生」ですが
「校長」という役職は学校の責任者であり、職員の中の「長」。
敬称としては、「校長」とするのが適切です。
メールや手紙の宛名としては
○○小学校 山田太郎校長
○○小学校校長 山田太郎先生
と書きます。
「先生」は、それ自体が敬称なので
「先生様」と敬称の「様」をさらに付け加える必要はありません。
メールや手紙の宛名は
山田太郎先生
とするのが適切です。
店舗や会社に「さん」を付けた記述を
ブログやSNSの投稿で見かけますが
市町村など、地方公共団体の職員に対して
「広島市さんの山田さん」
という書き方をしたからといって
相手に敬意を示していることにはなりません。
メールや書面で連絡する際の宛名は
広島市観光課 山田様
と書けばよく
相手の所属先、勤務先である市町村名にまで
「さん」を付ける必要はありません。
話し言葉では「校長先生」「山田屋さん」のように
気安く言っていますが、
書き言葉は文字として残るものでもあり
相手への敬意を込めた
敬称を意識して使うようにするとよいのではないでしょうか。
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