今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 大和言葉の活用(5)>
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「言わずもがな」
今週は、ビジネスメールにも使える
大和言葉の言い回しを紹介してきました。
周知のことで、ことさら言うようなことではないが、
相手に伝えなければならない。
そんなときに用いる大和言葉が
「言わずもがな」
です。
「言う」の未然形に打ち消しの「ず」、
終助詞「もがな」から成る言葉ですが、
最後に「の」を付け、「言わずもがなの」として、
言わないほうがよい、という意味合いで用います。
例)このあたりのことをよくご存じの佐藤さんに
言わずもがなのことをお伝えするようですが
また、「言わずもがな」には、
言うまでもなく、もちろん
という意味もあります。
例)英語は言わずもがな、中国語でも
彼女は交渉できます。
似た言葉に「言わずと知れた」があります。
言わなくても分かっている、
分かりきったこと、という意味で
例)言わずと知れた、技術部門の功労者が
山田会長です。
のように、誰もが知っていることだが、敢えて言うことで
強調するようなときに用います。
このように大和言葉を添えることで、
文章が彩られたり、直接的な表現が和らいだりする効用があります。
相手に伝えにくいことほど、
大和言葉を活用して、ソフトに表現してみるとよいでしょう。
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【しごび】 の お す す め
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お願い事をするときには「差し支えなければ」
誘いを断らざるをえないときには「よんどころない事情で」
いつも気に留めてくれる相手には「お心にかけていただき」
といった具合に、大和言葉を使うと
言い回しがやわらかくなり
相手の心にすっと届きます。
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