今週は、メールを書くときの心得についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 文章を書くために大切なこと(5)>
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                             手放す勇気

 今週は、プロの作家も心がけている
 文章を書くために大切なことを
 ビジネスメールに置き換えて紹介してきました。

 書籍「小説講座 売れる作家の全技術」の
 「作家になるために大切な四つのポイント」の最後には

  4)手放す勇気を持つ

 とあります。

 プロの作家でさえ
 「時にはどうしても筆が進まない日」があり、
 突破口が見つからないときには
 「思い切って離れる勇気を持つ」
 とあります。

 メールやビジネス文書も
 いつもより気を遣う相手や内容のときは
 時間をかけて丁寧に書こうとします。

 でも、枝葉末節を気にするほど
 本来伝えるべきポイントが分からなくなっていき、
 時間ばかりが過ぎて、焦るほどますます書けなくなる
 という悪循環に……。

 そうすると、書くのが嫌になってきます。

 このような悪い循環に陥らないためにも
 頭の中であれこれシミュレーションし、
 内容をまとめてから書こうとするのではなく

 不完全でいいので、まずは書いてみることを
 お薦めします。

 頭の中で考えていることを
 「手放して」文字にしてみるのです。

 一旦、書き出し、読み返して
 足りない部分、意味の通らない部分を補足し
 仕上げていく方が
 結果的に必要以上に時間をかけずに
 文章がまとまります。

 「うまく書かねば」「きちんと書かねば」と
 気負って100点を目指すより、

 60点から始めて、
 手直しして80点になればよしとする
 という感覚。

 自分で読み返して、納得いかなければ、
 周囲の人に読んでもらうと、
 どこが分かりにくいか、
 自分が伝えたいことが書けているか
 がはっきりします。

 書くのに行き詰ったときは
 自分ひとりで抱え込まず
 人に読んでもらい確認すること。

 自分で書いた文章を、自分以外の人に
 「手放して」みると
 客観的に自分の文章に足りないポイントが見えてきます。


 また、ずっとパソコンの前にいると
 手も思考も固まってしまうので、

 一度席を離れ、別のことをして気分転換してから
 再度書き始める方が効率も上がります。

 文章を書くのに行き詰ったときは
 試してみてください。
 

 <参考文献>
  「小説講座 売れる作家の全技術」
  



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 【しごび】 の お 知 ら せ 
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 まぐまぐニュースに先週のメルマガ記事が
 紹介されました。


 気になる敬語として、
 「いただく」の多用と「ご持参してください」について
 とりあげています。

 ▼ついつい「いただく」を多用。メールで敬語だらけを回避する方法
 




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