今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                           < 気になる敬語
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「皆様につきましては」

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初参加の皆様につきましては、
この機会に交流を深めていただければと思います。
———————————————-

という一文。

冒頭の「~につきましては」の使い方が
おかしいと思いませんか?

「~については」の丁寧語として
「~につきましては」を使っていますが、
この場合は「~におかれましては」とするのが適切。

「おかれましては」は「おいて」の丁寧語です。

漢字を当てると「於いて」。
相手に関連する事柄を述べるときに
「お客様におかれましては」
「佐藤様におかれましては」
のように用います。

したがって上記の文例は
———————————————-
初参加の皆様におかれましては
この機会に交流を深めていただければと思います。
———————————————-
とするのが適切です。」

「~につきましては」は
ある事柄に関して、その範囲をそれと限定するときに用います。

例)日時につきましては、後日ご連絡いたします。

主に
人を指すときには「~におかれましは」
事柄を指すときには「~につきましては」
を区別して用います。

「つきましては」は接続詞として、
その前に述べた事柄から、次に述べようとする事柄が起きたり
必要になったりするときに用いることもあります。

例)新入社員歓迎会を行います。
つきましては、本日16時に○まるにお集まりください。

接続詞として用いるときは
「したがって」「よって」と言いかえることができます。

今週はこのように、気になる敬語の使い方について
取りあげていきます。

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