今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 気になる敬語(4)
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                           「ご不安な方」

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○○についてご不安な方は、その旨をご記入されてください。
——————————————————

という一文。

「ご不安な方」という表現は、
不安を抱いている相手を気遣うと共に
相手に対する敬意から「ご不安」としていると思われますが、

その後の「方」が敬った言い方なので、
「不安」の前に尊敬の「ご」は不要。
「不安な方」として差し支えありません。

文末の「ご記入されてください」も
敬語が過剰です。

「する」の尊敬語は「される」ですが、
「ご記入されてください」と「される」を付け加える必要はなく
「ご記入ください」として敬意は伝わります。

したがって、上記の文例は
——————————————————
○○について不安な方は、その旨をご記入ください。
——————————————————
とします。

一文に幾つも敬語を用いる必要はなく
相手の動作に直結する言葉が敬語になっていれば
失礼にはなりません。

それよりも、過剰な敬語表現で
うわべだけ丁寧な慇懃無礼な文になったり
本来伝えたい内容が分かりにくくなることの方が
問題です。

<追記>
上記の「ご不安な方は」は
「不安」に「ご」を付けるより
「不安をお持ちの方は」のように
「不安」の後にくる動詞を敬語にする方が
文章の流れは良いのではないでしょうか。

 

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