今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 固有名詞の間違い(4)
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間違いやすい地名

今週は、間違いやすい固有名詞と
間違えないための対策を取り上げています。

名前のほかに、地名も
入力の際に注意を要するものがあります。

例えば
島根県大田市。

「おおたし」で入力すると「太田市」で変換されますが、
太田市があるのは群馬県です。

島根県大田市は「おおだし」と読みます。

わたしはこの違いを知らず、
先日、大田市内の企業へ取材に向かうとき
地図検索で「おおたし」と入力していて
読みの間違いに気付きました。

岡山県井原市は
「いはらし」ではなく「いばらし」。

「いばらし」で入力すると「井原市」と変換されますが、
「いはらし」では「井原氏」「伊原氏」と人名として変換されます。

山口県下松市は
「しもまつし」ではなく「くだまつし」。
「しもまつ」で入力しても「下松」と変換されますが、
正しい読みは「くだまつ」です。

このように、
読みを間違えたまま入力すると
本来とは異なる文字で変換されたりするので
注意が必要です。

地名の読みが分からない場合は
共同通信社の「記者ハンドブック」
に「全国の市名・区名」の一覧が掲載されているので
確認してみましょう。

広島には「廿日市市」と書いて
「はつかいいちし」と読む市があります。

「廿日市」までが市の名前で、さらに「市」が付くのですが
入力する際に「市」が続くので、最後の「市」の入力を忘れがちです。

余談ですが、先日、
廿日市市にある「原」という地域の建物を取材したのですが、
「廿日市市原」と記事にすると
「原」ではなく「市原」と間違えるケースがあるので
「廿日市市 原」と「原」の前を半角空けて表記してほしい
と取材先から要望がありました。

しかし、編集部では
他の記事と表記を統一する必要があり、
最終的に「廿日市市原(はら)」と
「原」に読みを入れることになりました。

このように、
書く側が想定していない
読み方をされるケースもあるので

間違われずに読まれる表記の工夫も
時として必要です。

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