今週は、使い方が気になる敬語を取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 ‎の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(4)>
◆─────────────────────────────────◆
                                                            「有難う御座います」という表記

今週は、日ごろ気になる敬語について取りあげてきました。

読者の方から質問がありましたので、紹介します。

<読者からの質問>————————————————

最近の『気になるシリーズ』で取り上げていただきたい
テーマがございます。

『有難う御座います』
『申し訳御座いません』

といった表記についてです。

その他にも
『宜しくお願い致します』
『何卒』など、
何でも漢字変換する方がいますが、

手紙で毛筆で記載するのであればまだしも
メールという比較的簡易的なツールでの
こうした記載に違和感を覚えておりますが、
いかがでしょうか。
(読者 Oさん)
—————————————————————–

パソコンの漢字変換をそのまま使ってしまう
という人は一定数います。

それが習慣になっている
表記に特に頓着しない
社内で表記が統一されている……
など、理由はさまざま。

漢字表記の方が威厳がある
ように見えたりもします。

個人の好みと言ってしまえば、それまでですが、
メールの場合、文章に占める漢字の比率が高まるほど
文字が詰まって見えるだけでなく
漢字表記が多いほど、文章も堅苦しい印象を与えます。

Oさんが違和感を覚えるのも
そういった点ではないでしょうか。

当メールマガジンでは
使用頻度の高い表記ほど、意識して
仮名書きにすることをお勧めしています。

Oさんが質問で挙げている言葉はいずれも
日常的によく使うものなので、
下記のように漢字をひらいて表記する方が
読みやすくなると思います。

有難う御座います   → ありがとうございます
申し訳御座いません  → 申し訳ございません
宜しくお願い致します → よろしくお願いいたします
何卒         → 何とぞ

わたしは、メールで使用頻度の高い
「ありがとうございます」と
「よろしくお願いいたします」は、
この表記で辞書登録しています。

漢字表記で丁寧さや敬意が強まるというわけではないので
全体の文面を見て、漢字比率が多いと感じる場合は
調整すると、見た目にも読みやすくなります。

メールの漢字表記を仮名に開くと
文章の印象がどのように変わるかを紹介した
バックナンバーもありますので、参考になさってください。

▼仮名に開く < 漢字表記を読みやすく >VOL.2881

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

神垣が10の蔵元取材を担当しました。
広島県内書店、Amazonでも絶賛発売中!

———————————————————–
広島県内10の酒蔵をきもので訪ね、お酒と街並みを紹介する1冊
———————————————————–
『きもので酒さんぽ』
———————————————————–

広島県外の方にも好評です♪

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

THEプロフェッショナル広島

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む