今週は、入力するとき間違いやすい同音異義語についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 言葉の使い分け(4)>
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「持って」と「もって」
今週は、入力するとき間違いやすい
同音異義語の使い分けについて紹介しています。
「モッテ」
にも2つの表記があります。
「持って」は、動詞「持つ」の連用形の音便が変化したもの。
手につかむこと以外に、所有する意味でも使います。
例)手に持って、ペンを持って
土地を持っている。
生まれつきの、という意味で「持って生まれた」や
遠回しな言い方をすることを「持って回った言い方」のように
使ったりもします。
一方で、もとは「以て」と書き、
「~によって」「~の理由で」という意味でも使います。
例)書面をもって申し入れる。
誠意をもって交渉にあたる。
このように使う場合は、
新聞表記では平仮名の「もって」で統一されています。
ほかにも
「彼の実力をもってしてもかなわない相手」の「もってしても」、
とんでもないことという意味の「もっての外(ほか)」といった
慣用句も「以て」に由来し
表記するときは「もって」と平仮名表記をします。
文字変換で「持って」と混同しやすいので
注意が必要です。
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