今週は、相手との関係を壊さない言い回し、断り編です。
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                       「お汲み取りください」

今週は、相手との関係を壊すことなく
角を立てずに断る際の言い回しを紹介しています。

無理な依頼や強引な勧誘には
表現は婉曲に、しかし
断る意志はきっぱり伝える方が得策です。

気持ちの上では
「ダメなものはダメ」「無理」と思っていても
メールのやりとりでは、感情に訴える前に
表現をひと工夫。

こちらでもどうにもならない苦しい事情を察してください
という意味合いで
「お汲み取りください」
という言い回しを使います。

例)よんどころない事情につき、何とぞお汲み取りください。

あいにく弊社には対応できるだけの技術がございません。
どうか事情をお汲み取りください。

このように
対応できない理由をはっきり言わなくても、
多少具体的に書いても

「察してください」という意のフレーズで締めくくることで
「これ以上言わせないでください」
というアピールにもなります。

やんわりと拒絶する
日本的な表現といえるかもしれません。

対応や協力はできないけれど
相手の事情を汲み取ったうえでかける言葉としては
「お察しします」
があります。

例)ご苦労は重々お察ししております。

事情はお察ししますが、当方としても対応いたしかねます。

このように使います。

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【しごび】 の お す す め
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