今週は、文章を読みづらくする要因についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読みづらい文章 >
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漢字表記の多用
今週は、文章を読みづらくする要因について
考えていきたいと思います。
「しかしながら」「あるいは」「すなわち」「かつ」「および」
といった言葉が繰り返し使われる文章は読みづらいです。
しかも、その多くが漢字表記で
「或いは」「即ち」「且つ」「及び」
となっており、
画数の多い漢字表記が増えることで
堅苦しい文面がさらに堅苦しくなっています。
適度に使えば、文面が引き締まって
改まった印象を与えますが
数十ページにわたる報告書のような
ボリュームのある文章の場合は
省くか、「や」「と」といった平易な表記にする方が
読みやすくなります。
「拘わらず」「如何なる」「寧ろ」といった漢字表記も
新聞表記では
「かかわらず」「いかなる」「むしろ」
と平仮名表記で統一されています。
漢字表記の多用は
文に威厳や格式を感じさせますが
長文ほど、読む側の視点で
読みやすい表記にすることで
正しく、早く理解を得られます。
漢字表記の多用がクセになっている場合もあるので
今一度、自分の文章の漢字と仮名のバランスを見直してみることを
お勧めします。
「漢字表記を読みやすく」することをテーマにした
バックナンバーも参考にしてください。
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