今週は、メールをはじめとする伝達についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 最適な伝達方法とは?(3)>
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複数の伝達手段を使う弊害

伝達手段が増えて、困る、却って不便だ、と思うことがあります。

それは、同じ相手からの連絡が複数の伝達ツールにまたがることです。

最初はメールでやりとりしていたのに、途中からメッセンジャーになったり、
LINEが入ったり、というケースです。

職場でパソコンでやり取りしているときはメールを使っているのに、急を要
する時や出先からなど、通常と状況が変わるタイミングでツールが変わって
しまい、以後、メール以外にメッセンジャーやLINEでも同じ相手から連絡が
入るように……。

そうすると情報が分散し、見落としや誤解、ミスが発生しやすくなります。
情報の分散・混乱を避けるためには、メインの伝達ツールを決めておく方が
よいでしょう。

基本的なやり取りはメール、急ぐときはメッセンジャーで、LINEは使わない、
とか。チームやグループ内のやり取りはメッセンジャーで行い、対外的なや
り取りはメールで、他のメンバーにもCCする、とか。

メインとサブのツールを分け、一定のルールを設けておけば、見落としや行
き違いを最小限に留めることができます。

同じ相手からの連絡が複数の伝達ツールにまたがるのは、どちらかというと、
友人や親しい間柄の相手との連絡で起こりやすいケースかもしれません。

私は仕事のやり取りは、基本的にメールで、メールは相手や業務内容によって、
メインアドレスとG-mailを使い分けています。

仕事のやり取りをメッセンジャーで行うこともありますが、LINEは私自身が苦
手なので家族と限られた友人としかしません。

メッセンジャーもスマホから入力するのは外出時と緊急時だけで、パソコンか
ら入力することが多いです。理由は、スマホからだと入力ミスが極端に多くな
るためです。LINEが苦手なのも、スマホから入力するのが遅いうえに、ミスが
多いからです。

入力ミスが笑って済む間柄なら差し支えないのでしょうが、笑って済まない相
手の場合もあるので、リスクを避けるためにメールでのやり取りを基本にして
います。

あなたはどんな使い分け方をしていますか?

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【しごび】 の お す す め
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紙の書籍でも電子書籍でもご購入いただけます。

「こんな時、どう書いたらいい?」と迷ったら……
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7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

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取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
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今週は、メールをはじめとする伝達についての考察です。
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仕 事  の メ ー ル 作 法         < 最適な伝達方法とは?(2)>
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何が最適な伝達手段か

仕事のやりとりで使う伝達手段には、電話、メール、FAXのほかにFacebook
のメッセンジャーやLINEを使う機会も増えてきました。

個人で仕事をしている人の中には
「仕事の依頼はメールのみ受け付け、電話はお断り」
という人もいます。

よく知らない相手からの要領を得ない電話で時間を奪われたくない、とい
うのがその理由のようです。

メールであれば、時間を問わず依頼内容が確認でき、記録としても残るので、
後になって「言った、言わない」のトラブルも避けられる、というわけです。

実際、メールで済む用件を電話で長々とやりとりした挙句、最終的に結論が
出なかったり、決着がつかなかったりすると、連絡をメールに一本化したい、
という気持ちになるのも理解できます。

でも逆に、メールで何度もやり取りするより、1本電話を入れれば、即座に
解決するケースもあります。

伝達手段として、即時に相手に伝わり、読んだかどうかも確認できるメッセ
ンジャーやLINEは、電話するように文字で伝達できるため、電話とメールの
いいとこ取りをしたツールとも言えます。マンツーマンでなく2人以上のグル
ープでやり取りできる点も便利です。

ただ、その場その場で判断・決定していく内容には適していますが、過去に
遡ってやり取りの内容を確認するときに骨が折れます。短文のやり取りがし
やすい反面、長文になると読むのに負担を感じるのは私だけでしょうか。

「FAXはもう要らない」という人もいれば、「FAXがないと困る」という人も
います。

結局のところ、どの伝達手段が優れているか、ということではなく、自分や
自社にとって最適な伝達手段はそれぞれに異なる、ということです。

最初は対面だけだったやりとりが電話、FAX、メール、SNSと伝達手段が増え
るに従い、どのツールを使うかという選択肢も増え、混乱もまた起きている
のが現状ではないでしょうか。

スピードや即時性というのは確かに重要ですが、それを追求するだけで
仕事のやりとりが全て最適化される、というわけでもなさそうです。

昨日の配信で
「あなたは日々の仕事のやり取りで、相手とのスピード感や対応力の違いを
感じることはありませんか?」
と問いかけたところ、いつもより多くの反応が読者からありました。

引き続き、あなたが仕事や日常の伝達で感じている違和感や気になることが
あれば、聞かせてください。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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定員10名、残席3名ですので、お申込はお早めに。

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日 時 2月20日(火) 19:00~

場 所 書道サロン 優書会
(広島市中区本川町2丁目4-8 田室ビル303)

参加費 2000円(材料費込み)※持ち物不要

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今週は、メールをはじめとする伝達についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 最適な伝達方法とは? >
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ある事例から

10年近く前、仕事をしたことがある人から先日、突然、Facebookのメッセ
ンジャーで連絡がありました。

「ご無沙汰してます。お元気ですか?
ちょっとご相談したいことがあるのですが」

連絡が入ったとき、ちょうど他の仕事で立て込んでおり、すぐに返答がで
きず、20分後くらいに
「お久しぶりです。どのようなご相談でしょう?」と返信すると
「あ、すみません。ミーティングに入ってしまったので、また後ほど連絡
します」
と相手からの返信。

上記のやり取りが午前9時過ぎ。相手から次の連絡が入ったのは、夕方の
18時過ぎでした。
「すみません。今、新幹線で東京に向かってます。
相談したかったのは……」
と相手からの依頼内容が簡単に書かれていました。

相手もフリーランスで仕事をしていて、各地を飛び回って多忙な人である
ことは重々承知していたし、以前仕事をした時にトラブルがあったわけで
もないのですが、その相手との一連のやり取りから、相手と自分の時間感
覚と仕事への対応の仕方が合いそうになく、依頼への対応はやめました。

相手は、空いた時間を無駄なく活用して、メールよりスピーディーに連絡
できるメッセンジャーで、仕事を依頼できるかどうかを打診したに過ぎま
せん。

私も、メッセンジャーのやりとりで事が進めば、何の問題もないと思って
いました。

ただ、相手のスピード感に私の方がついていけそうにないと感じ、こうし
たやり取りが続くとしたら、自分の方がストレスになると思い、依頼を受
けるのをやめたのです。

このケースでの自分の判断が正しかったのかどうかは、分かりません。

あなたは日々の仕事のやり取りで、このような相手とのスピード感や対応
力の違いを感じることはありませんか?

今週は、この事例を出発点に、相手との最適な伝達の手段・方法を考えて
いきたいと思います。

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あ と が き
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1月23日から広島で開催された
HAPコラボ企画展 木村タカヒロ「REBORN」
昨日、1月28日に終了しました。

21日に行われた「快画塾」、
会期中に開催したライブペインティング、
「しごびトークカフェ」スペシャル
快画ワークショップなどのイベントも
連日、大入り。

昨日の夕方、
打ち上げがあったのですが
お酒のおいしかったことと言ったら……。

ことのほか寒い日が続く中
会場へ足を運んでくださった皆さまに
心から感謝いたします。

この機会に久しぶりに会えたメルマガ読者の方もいて
個人的にもうれしゅうございました。

26日に開催した
「仕事美人トークカフェ」スペシャルの最後に
木村さんに「“仕事美人”とは、どんな人だと思いますか?」
という質問を投げかけたところ

報酬の有無にかかわらず
きちんと期待に応える人
という回答が印象的でした。

相手から投げられた球を
スルーせずに
打ち返す胆力と言いましょうか。

仕事という名の依頼や要求、指示に対して
相手が求める結果を残すために
ひたむきに取り組む、
その積み重ねが信頼につながっていくのかもしれません。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
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今週は、3000号記念 読者アンケートの結果を紹介しています。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 読者アンケートの結果(5)>
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                          読者からの要望

2017年12月18日の配信3000号を記念して企画した
【しごび】3000号記念 読者アンケート 。
今週は、このたびのアンケートの結果を発表してきました。

 ▼【しごび】への要望

「失礼にならないことは当然ですが、枠にはまった『優等生』の文章では
なく、印象のよい文章が書けたらなぁ……といつも思っています。その
ヒントをいただけるとうれしいです」

「大人の上品でかつ柔らかい言い回しや表現文をとりあげてほしいです」

「かしこまった表現と砕けた表現の比較についてもっと取り上げていただ
きたいです」

「季節の挨拶例なども(無難なテンプレートではない小ワザのきいたもの
など)あると助かります」

「メールを開いた時に相手に読むことを苦痛に思わせないよう、一行に入
力する文字数や改行のタイミング、見栄えに悩む時があります。そういっ
たコツがあればご教示頂きたいです」

このように“ひと味違う”言い回しを求める声が多かったです。
このメールマガジンを創刊した時から目指していたテーマでもあるので、
改めて読者のニーズを感じ、掘り下げていこうと思います。

「個別添削をしていただきたいです」
「個別添削も面白そうですね」
「個別添削、ビジネスメールの書き方講座興味あります」

メールや文書の「個別添削」については数多くご要望をいただきました。
一時期、メルマガ誌上で募集して対応していたのですが、今年は再開しま
すね。

「例文の様なものも沢山載せてほしい」

はい、心がけます。

「メールのみならず、メール以外の手段(電話、手紙、FAX、LINEなど)も
活用した場合の連絡方法について。(メールはあくまで伝達手段の道具の
一つに過ぎないと考えた場合、他の手段とメールとの組み合わせ。さらに
は、メールを使わない場合とはどんな状況、場面となるのかについて)」

「メール自体がオールドメディアになりつつある気もします。いただくメー
ルがぞんざいで、ラインやメッセンジャーでのやりとりの感覚なのだろう
と感じることが多いからです。そんな中での『メール作法』の変化もとり
あげていただけたらと思います」

メール以外の伝達手段については、私自身も関心があり、メルマガで取り上
げたいと考えています。メールが伝達手段として残っていくのか消えていく
のか、も考えていきたいですね。

そして、最も多かった回答が
「あとがきを楽しみにしています」

私の瑣末、猥雑な日常の出来事を楽しみにしていただいて恐縮するばかり
ですが、今年も期待を裏切らぬよう「神垣劇場」をお届けしていきます。

今後とも【しごび】をよろしくお願いいたします。

読者プレゼントについては抽選の上、当選者に発送いたしますので
こちらもお楽しみに。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
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今週は、3000号記念 読者アンケートの結果を紹介しています。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法      < 読者アンケートの結果(4)>
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興味のあるテーマは?

2017年12月18日の配信3000号を記念して企画した
【しごび】3000号記念 読者アンケート 。

今週は、このたびのアンケートの結果を発表しています。

▼【しごび】で興味のあるテーマは何ですか?

3位 困ったときのメール対応  16.7% 
メールの敬語         16.7%

2位 ビジネスに使える大和言葉 26.3%

1位 間違いやすい言葉     34.0%

今回のアンケートで私が最も注目していたのがこの項目の回答でした。
「間違いやすい言葉」はもともと、入力ミスしやすい同音異義語を取り上
げ始めたのがきっっかけでシリーズ化したテーマなのですが、「自分で気
づかずに間違えている言葉を知りたい」という読者のニーズが高いようです。

2位の「ビジネスに使える大和言葉」はメルマガでも、実際に行った大和
言葉講座でも関心が高いテーマで、それを元に企画したのが新刊の『仕事
で差がつく言葉の選び方』です。ありきたりでない、気の利いたひと言を
求める人が多いことが分かり、今後も継続して取り上げていこうという動
機になりました。

 ▼【しごび】の形態について

有料メールマガジンで読みたい  1.3%
ブログで読みたい        3.2%
PDFで読みたい          3.2%
電子書籍で読みたい        0.6%
無料メールマガジンのままでよい 91.7%

情報の伝達形態については、長年、無料メールマガジンを配信してきなが
らも「本当にこの形態でいいのだろうか?」と感じていました。
でも、読者の皆さんの回答が圧倒的に「今のままでよし」だったので、迷
いがなくなりました。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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感謝の気持ちはより際立ち、
拒否や抗議は角が立たない……

日常の仕事のやり取りに使える
きらりと光る言い回しがきっと見つかる。

———————————
神垣 あゆみ 著、山岸 弘子 監修
『 仕事で差がつく言葉の選び方 』
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全国の書店・Amazonで発売中。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
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iPhone/iPad向けアプリ【 ビジネスメール文例辞典 】

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今週は、3000号記念 読者アンケートの結果を紹介しています。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者アンケートの結果(3)>
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【しごび】メルマガのスタイルは?

2017年12月18日の配信3000号を記念して企画した
【しごび】3000号記念 読者アンケート 。

今週は、このたびのアンケートの結果を発表しています。

▼【しごび】の配信頻度

ちょうどよい 89.7%

▼メールマガジンの配信時間について

1回分の情報量がちょうどよい  96.8%

▼メールマガジンの構成について

メール作法に関する「本文」+「あとがき」という構成だが…
「今のままでよい」 95.5%

2005年1月に創刊した当初は、「はじめに」も「あとがき」も今よりもっと
長く、書き続けるためにボリュームダウンしてからは、現在のメールマガ
ジンのスタイルに落ち着いた、という経緯があります。

平日日刊の配信なので、「サラッと読めて、くすっと笑える」をモットー
に書き続けているのですが、改めて「今のスタイルでよいか」を読者の
皆さんに尋ねてみたいと、上記の問いを設けた次第です。

が、尋ねるまでもなかったことがよく分かりました。
これからも今のスタイルで配信していきます。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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まぐまぐニュースに過去のメルマガ記事が紹介されました。

「大和言葉」をベースに、
仕事に使える気の利いた言い回しを紹介しています。

▼ビジネスメールにちょっぴり知性を。仕事に使える「大和言葉」

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