今週は、メールをはじめとする伝達についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 最適な伝達方法とは? >
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ある事例から

10年近く前、仕事をしたことがある人から先日、突然、Facebookのメッセ
ンジャーで連絡がありました。

「ご無沙汰してます。お元気ですか?
ちょっとご相談したいことがあるのですが」

連絡が入ったとき、ちょうど他の仕事で立て込んでおり、すぐに返答がで
きず、20分後くらいに
「お久しぶりです。どのようなご相談でしょう?」と返信すると
「あ、すみません。ミーティングに入ってしまったので、また後ほど連絡
します」
と相手からの返信。

上記のやり取りが午前9時過ぎ。相手から次の連絡が入ったのは、夕方の
18時過ぎでした。
「すみません。今、新幹線で東京に向かってます。
相談したかったのは……」
と相手からの依頼内容が簡単に書かれていました。

相手もフリーランスで仕事をしていて、各地を飛び回って多忙な人である
ことは重々承知していたし、以前仕事をした時にトラブルがあったわけで
もないのですが、その相手との一連のやり取りから、相手と自分の時間感
覚と仕事への対応の仕方が合いそうになく、依頼への対応はやめました。

相手は、空いた時間を無駄なく活用して、メールよりスピーディーに連絡
できるメッセンジャーで、仕事を依頼できるかどうかを打診したに過ぎま
せん。

私も、メッセンジャーのやりとりで事が進めば、何の問題もないと思って
いました。

ただ、相手のスピード感に私の方がついていけそうにないと感じ、こうし
たやり取りが続くとしたら、自分の方がストレスになると思い、依頼を受
けるのをやめたのです。

このケースでの自分の判断が正しかったのかどうかは、分かりません。

あなたは日々の仕事のやり取りで、このような相手とのスピード感や対応
力の違いを感じることはありませんか?

今週は、この事例を出発点に、相手との最適な伝達の手段・方法を考えて
いきたいと思います。

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あ と が き
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1月23日から広島で開催された
HAPコラボ企画展 木村タカヒロ「REBORN」
昨日、1月28日に終了しました。

21日に行われた「快画塾」、
会期中に開催したライブペインティング、
「しごびトークカフェ」スペシャル
快画ワークショップなどのイベントも
連日、大入り。

昨日の夕方、
打ち上げがあったのですが
お酒のおいしかったことと言ったら……。

ことのほか寒い日が続く中
会場へ足を運んでくださった皆さまに
心から感謝いたします。

この機会に久しぶりに会えたメルマガ読者の方もいて
個人的にもうれしゅうございました。

26日に開催した
「仕事美人トークカフェ」スペシャルの最後に
木村さんに「“仕事美人”とは、どんな人だと思いますか?」
という質問を投げかけたところ

報酬の有無にかかわらず
きちんと期待に応える人
という回答が印象的でした。

相手から投げられた球を
スルーせずに
打ち返す胆力と言いましょうか。

仕事という名の依頼や要求、指示に対して
相手が求める結果を残すために
ひたむきに取り組む、
その積み重ねが信頼につながっていくのかもしれません。

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