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今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
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 仕 事  の メ ー ル 作 法            < ありがちな重言(5)>
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                      少しは~なきにしもあらず

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介してきました。

「少しは自慢したい気持ちがなきにしもあらずですが・・・」

上記の「なきにしもあらず」は、漢字では「無きにしも非ず」と書き、
ないわけではない、つまり、少しはあることを意味します。

文の初めの「少しは」と「なきしにもあらず」は意味が重なるので、
どちらか一つを使います。

「少しは自慢したい気持ちがありますが・・・」または
「自慢したい気持ちがなきにしもあらずですが・・・」
です。

「わずかな望みはなきにしもあらずですが」
「多少、違和感がなきにしもあらずですね」
といった文も、「わずかな」「多少の」が
「なきにしもあらず」と意味が重なるため

「わずかな望みはありますが」または
「望みはなきにしもあらずですが」に。

「多少、違和感がありますね」または
「違和感がなきにしもあらずですね」
とします。

バックナンバーでも意味の重なる言葉を取り上げているので、
参考にしてください。

▼断トツ1位< 疑問な言葉(3)> VOL.887

▼スリムな表現< 読みやすい文章を書くコツ(2)> VOL.2162

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会 場 一社)ひろしまきもの遊び「和の学び舎」
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今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法        < ありがちな重言(4)>
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捺印を押す

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介しています。

「ここに捺印を押してください」

上記の「捺印」は、押印のこと。
判を押すことを意味するので、「押す」と一緒に使うと意味が重なります。

「ここに捺印(または押印)をお願いします」
とするのが適切です。

同様に
「ここに判を押捺してください」
も意味が重なっています。

「押捺」は押印、印を押すという意味なので
「ここに判を押してください」または
「ここに押捺をお願いします」とします。

ちなみに、新聞表記では
「捺印」「押捺」は「押印」に統一されています。

「ここに押印を押してください」
「ここに判を押印してください」
も重言になるので

「ここに押印をお願いします」
「ここに判を押してください」
とします。

バックナンバーでもその他の重言を取り上げているので、
参考にしてください。

▼「刷新」の重言< ありがちな重言 > VOL.1585

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今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < ありがちな重言(3)>
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                           旧交を交わす

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介しています。

「先日の○○会では、当時の関係者が旧交を交わしました」

上記の「旧交を交わす」ですが、
「旧交」は古くからのつきあい、交わりのことで、
「交わす」はやりとりをすること。
「旧交」と「交わす」は同じ意味を持ちます。

長い間会わなかった友人や知人と会い、懇談すること、
昔のように親しくすることは
「旧交を温める」
と言います。

長く会わずにいて、冷えていた間柄が再び顔を合わせることで
血が通って温まる、というイメージでしょうか。

「車の車間距離」も「旧交を交わす」と同様の重言です。

「車間距離」が車と車の間の距離を指すので
その前に「車の」は不要です。

このような重言について、過去の記事でも取り上げているので
参考にしてください。

▼「継続を続ける」< 気になる表現 >VOL.2225

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ぜひ、1冊お手元に。

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あ と が き
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2月20日に
大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」お試し講座
を開講しました。

会場となった書道サロン・優書会の教室はマックスの定員。

今回の講座では
「日常使いの大和言葉」を書いて身につけることを
目標としています。

一筆箋は、手紙ほどあらたまらず、はがきに近い手軽さで
メモ書きより丁寧な印象与えるツール。

ささやかな気持ちを添えて渡すのにちょうどよいので
それを手書きで美しく書けたらいいな
という思いから企画しました。

講座前半は神垣の大和言葉の紹介と解説、
後半は優書会・松田さんによる書き方のポイントレクチャー
という2部構成。

後半、わたしもお手本を見ながら文例を書いたのですが
自分の手に馴染む万年筆で一筆箋にメッセージを書くのって
カ・イ・カ・ン。

字は下手でも、心地いい。

長年の自分の字のクセ、書き方のクセも分かり
それを正すため何度も練習するのって
小学生の頃に戻ったみたいで
なんだか楽しいです。

松田さんから書き方の指導を受け、
自分の字が「ビフォア&アフター」で変わっていく様子を
ぜひ、体験してください。

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大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」講座
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昨日は「お試し講座」で駆け足に終わった感がありますが、
3月から始まる本講座ではじっくり腰を据えて
「書けるいい女」を養成していきますよ~。

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                            伝言を伝える

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介しています。

「ご不在でしたら、伝言をお伝えいただけますか」

上記の「伝言を伝える」。
伝言は、人を介して相手に用件を伝えること。
伝言の「伝」と「伝える」が重複していますが、
話し言葉ではうっかり使いがちです。

「ご不在でしたら、伝言をお願いできますか」
または
「ご不在でしたら、○○とお伝えいただけますか」
と伝えたい用件を簡単に伝えます。

書けば重言と気がつくのに、話し言葉でつい使ってしまう重言がほかにも
あります。バックナンバーで取り上げているので、参考にしてください。

 ▼【仕事のメール心得帖】「受給を受ける」< 重言注意!(5)>VOL.2309

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「こんな時、どう書いたらいい?」と迷ったら……
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仕 事  の メ ー ル 作 法              < ありがちな重言 >
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                            重言あるある

意味が重なる言葉を気づかずに使っていることがあります。

例えば「今現在」。

「今現在の当社の課題は・・・」と言ってしまっていませんか?

「今」と「現在」は同じ意味なので、
「今の当社の課題は・・・」
「現在の当社の課題は・・・」
と分けて使います。

「良い返事を期待して待っています」という文も
「期待」という言葉の中に「待つ」が含まれているので

「良い返事を期待しています」または
「良い返事を待っています」
とします。

話し言葉では気づきにくいのですが、書き言葉にすると、文字を見て
“意味の重複”にふと気づきます。
逆に、文字を見て意味の重複に気づけば、話し言葉でも気をつけるように
なります。

今週はこのように、うっかり使ってしまいがちな「重言あるある」を紹介
していきます。

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満席になりましたので、申し込みを締め切りました。

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大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」
お 試 し 講 座 
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今週は、読者の方からのご意見を紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 最適な伝達方法とは?  その後 >
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                        読者の意見から(4)

VOL.3019で私がやり取りをした相手との事例を挙げ
「日々の仕事のやり取りで、相手とのスピード感や対応力の違いを感じる
ことはありませんか?」というテーマでメールマガジンを配信したところ、
その後も読者の方から様々な意見をいただきました。

興味深い内容だったので、順不同でご紹介します。

<読者の意見>——————————————————

本日の記事は、考えさせられるものがありました。
神垣さんのおっしゃるとおりで同意見です。

確かに、自分と同じ感覚、スピード感の人とだけ仕事ができれば、
ストレスもトラブルも起こりにくいと思います。
あまりにも、感覚が違いすぎると冷めてしまいます。

ところが、それが覆される事がありました。

上海でのやりとりは、We-chatというLineのような
メッセンジャーでプライベートも仕事も行われております。

最初は、とっても不謹慎に感じました。
何故、きちんとメールで連絡しないのか?

しかし、その環境に身を置くとそれが当たり前にになり、ストレスと
感じなくなりました。
メリットは速さです。
速さが戦いに勝てる要因のひとつであり、中国人はそれを
使いこなしております。
(読者 Y.Uさん)
——————————————————————–

メールとか、メッセンジャーとか、形式にこだわっている場合ではない
のだと、気付かされたのが、上記のがY.Uさんの意見でした。

今回、メルマガで例に挙げた相手も、海外で多く仕事をしている人だった
ので「そういうことか」と腑に落ちました。

形式よりスピード。

昨日の読者の意見にもあった
「やりとりはチャットが主流で、レスが早い。話しながら決めていく感じ」
というスタイルは今後ますます、ビジネスの場で増えていくことでしょう。

形式よりスピードが重視される流れは、
建前より本音で渡り合おう、という意識の変化とも言えそうです。

でも、そうした流れを止めることはできなくても
きつい本音をユーモアを添えて伝えたり、
言いにくい本音を相手の気分を害さず伝えたりする
「技術」は、今後も必要とされていくはず。

メールが廃れたとしても、
私自身はそうしたコミュニケーションの技術を磨き続けていきたいと
思っています。

今回取り上げた事例に、様々な角度から読者の意見が寄せられ
とても考えさせられ、勉強になりました。
改めて、ご意見・ご感想をくださった方々にお礼を申しあげます。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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定員間近。お申込み、お待ちしています。

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