今週は、読者の方からのご意見を紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 最適な伝達方法とは?  その後 >
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読者の意見から(3)

VOL.3019で私がやり取りをした相手との事例を挙げ
「日々の仕事のやり取りで、相手とのスピード感や対応力の違いを感じる
ことはありませんか?」というテーマでメールマガジンを配信したところ、
その後も読者の方から様々な意見をいただきました。

興味深い内容だったので、順不同でご紹介します。

<読者の意見>——————————————————

「仕事のスピード感」について、感想を書かせていただきます。

私としては、「せっかく困ってる人が連絡くれてるのに、2、3通のやりとり
でお断りなんて、冷たいなあ」と、思いました。

私は今まで仕事でいくつかの業界を見てきまして、本当に世の中、いろんな
仕事のやりかたがあるなあと 思います。

具体的には、WEBの制作系は、決められた時間内に大量のタスクをこなさなけ
ればならないから、やりとりはチャットが主流で、レスが早い。話しながら
決めていく感じ。

公務員系の人は、さきに企画書、契約書をまとめて、決済をいくつも通して、
メールですべて要件を送ってくる。

それらは彼ら個人の「性格」というより、環境への適応なのです。
是非ではなく、異文化。

それを「この人とは仕事したくないな」とネガティブな感情で切ってしまう
のは、とても残念だと思います。

せめてそこで、「このように仕事を依頼してくれませんか?」と誘導し、
「異文化」を乗り越える努力をされたらいいのに。

依頼されたほうも勇気をだしただろうに、さぞがっかりしただろうなあ。

また、神垣さんも人間の幅を広げるチャンスだったのにもったいないこと
したなあ、と思います
(補足しますと、私は自営でもないですし、仕事を依頼される側ではないの
で、どちらかというと依頼したほう寄りの考え方です)。

遅くなりましたが、何かの参考になれば幸いです。
(読者 K.Hさん)
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ご意見ありがとうございました。

今回、メルマガで例に挙げた相手はWEB制作系の業界の人ではなかったので
すが、まさに「やりとりはチャットが主流で、レスが早い。話しながら決め
ていく感じ」。スピードと効率重視で、どんどん処理していくタイプでした。

ただ、今回の相手に対して、私はK.Hさんとは逆の感じ方をしました。

勇気を出して依頼というより、相手にとっては自分の仕事の合間にメッセン
ジャーで打診してみる程度の案件なのだろう、と受け止めました。

これまでさんざん“異文化”を乗り越えてきたせいか、相手の対応を見て、
その後の仕事がどうなるか、という推察力が働いてしまい、ポジティブに
辞退したのですが、どうやら、人間の幅を広げるせっかくのチャンスを自ら
逃してしまったようです。

ちなみに、相手からは「そのうちランチでも~♪」と返信がありました。

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