今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < ありがちな重言(3)>
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                           旧交を交わす

今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介しています。

「先日の○○会では、当時の関係者が旧交を交わしました」

上記の「旧交を交わす」ですが、
「旧交」は古くからのつきあい、交わりのことで、
「交わす」はやりとりをすること。
「旧交」と「交わす」は同じ意味を持ちます。

長い間会わなかった友人や知人と会い、懇談すること、
昔のように親しくすることは
「旧交を温める」
と言います。

長く会わずにいて、冷えていた間柄が再び顔を合わせることで
血が通って温まる、というイメージでしょうか。

「車の車間距離」も「旧交を交わす」と同様の重言です。

「車間距離」が車と車の間の距離を指すので
その前に「車の」は不要です。

このような重言について、過去の記事でも取り上げているので
参考にしてください。

▼「継続を続ける」< 気になる表現 >VOL.2225

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【しごび】 の お す す め
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2015年に編集協力した単行本
「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫で登場。

手に取りやすいハンディサイズです。

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★『一目置かれる大和言葉の言いまわし』★
(宝島SUGOI文庫)
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ぜひ、1冊お手元に。

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あ と が き
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2月20日に
大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」お試し講座
を開講しました。

会場となった書道サロン・優書会の教室はマックスの定員。

今回の講座では
「日常使いの大和言葉」を書いて身につけることを
目標としています。

一筆箋は、手紙ほどあらたまらず、はがきに近い手軽さで
メモ書きより丁寧な印象与えるツール。

ささやかな気持ちを添えて渡すのにちょうどよいので
それを手書きで美しく書けたらいいな
という思いから企画しました。

講座前半は神垣の大和言葉の紹介と解説、
後半は優書会・松田さんによる書き方のポイントレクチャー
という2部構成。

後半、わたしもお手本を見ながら文例を書いたのですが
自分の手に馴染む万年筆で一筆箋にメッセージを書くのって
カ・イ・カ・ン。

字は下手でも、心地いい。

長年の自分の字のクセ、書き方のクセも分かり
それを正すため何度も練習するのって
小学生の頃に戻ったみたいで
なんだか楽しいです。

松田さんから書き方の指導を受け、
自分の字が「ビフォア&アフター」で変わっていく様子を
ぜひ、体験してください。

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大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」講座
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昨日は「お試し講座」で駆け足に終わった感がありますが、
3月から始まる本講座ではじっくり腰を据えて
「書けるいい女」を養成していきますよ~。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

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神垣あゆみ企画室