今週は、メールの入力ミスや誤字脱字を防ぐ方法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 誤りメールを防ぐコツ(4)>
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必ず読み返して確認

今週は、「誤りメール」を防ぐために送信前に十分に確認しておきたい
ポイントを紹介しています。
1)名称の確認 2)数字の確認 3)変換ミス の次は……

4)読み返す

メールを書いたらすぐに送信するのではなく、どんなに急いでいても、一度読
み返すこと。

基本的なことですが、面倒だったり、急いでいたりすると、読み返して確認す
ることがつい疎かになるものです。

でも、書き終えたメールの間違いに気づくチャンスは、この「読み返して確認
する時」しかありません。

「目だけで確認」というのが実は曲者で、黙読はスピードが早いぶん、目で文
字を追うだけで読んだ気になり、間違いを見落としやすいです。

メールを書いてすぐ黙読するより、できれば声に出して読むことをお勧めしま
す。声に出して読むと、黙読よりスピードは落ちますが、言葉を声で捉えてい
くことにより間違いや、文の流れの悪いところに気がつきやすくなるのです
(音読して詰まる箇所は文章に問題があることが多いです)。

大きな声を出す必要はなく、書き終えた時点で、自分で分かる程度の小声で
読み返してみてください。

特に、ビジネスメールに不慣れな新人に推奨します。なにも一生音読し続けな
くても、最初に音読して確認する習慣をつけることで、次第に黙読だけでも間
違いに気づくようになります。

音読なんて恥ずかしくてできない、という場合は、メールを書いた後、視線を
一旦、パソコン画面から外してひと呼吸置いて(できれば、一度、席を立つと
なお良い)から、もう一度読み返します。

同じ画面を集中して凝視していると、間違いがあっても目が素通りしてしまう
可能性が高いからです。

新人のうちは、先輩や上司に送信前に一度、確認してもらうとよいかもしれま
せん。読み手の「目」を変えることで、間違いに気づきます。

不安や迷いがあるまま急いで送信し、取り返しのつかない事態を防ぐためにも
わずか数秒の読み返す時間を惜しまないようにしましょう。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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