今週は、表記の違いについて取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 漢字か、平仮名か(2)>
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副詞の表記
動詞や形容詞を修飾する副詞も、文章でよく用います。
副詞は平仮名で書くもの、漢字・平仮名どちらでもよいもの、漢字で書く
ものの3種があります。
例えば
「通常より更に割引されます」の「更に」
「是非、ご検討ください」の「是非」
「先ずはお礼まで」の「先ず」
上記に挙げた副詞はパソコンの変換候補で漢字表記でも挙がってきますが、
新聞表記では平仮名表記で統一されています。
更に→さらに
是非→ぜひ
先ず→まず
一方、漢字で表記が統一されている副詞は
「全て確認済みです」の「全て」
「特に注意が必要です」の「特に」
などがあります。
同じ副詞でも、漢字表記でも平仮名表記でもどちらでもよいとされるものも
あります。
既に・すでに
全く・まったく
副詞も文章で使う頻度が高いので、漢字表記に統一されているもの以外は平
仮名表記を意識して使うと文面が読みやすくなります。
「全て」と「全く」は同じ「全」の字を使い混同しやすいので、
「全て」「まったく」と表記を分けるほうがよいかもしれません。