今週は、読者の方からの質問に答えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問 >
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「~いたします」の表記と使い方
<読者からの質問>—————————————————-
1)「~いたします」は漢字と平仮名とで使い分けがあるのでしょうか。
(例:ご連絡致しました。ご連絡いたしました。)
2)目上の方に「~いたします」ではなく「~します」と申し上げるのは失礼な
のでしょうか。
(例:よろしくお願い致します。よろしくお願いします。)
(読者 Y.Nさん)
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1)の回答
私の場合ですが、「する」の謙譲語「いたす」として使う場合は平仮名表記に
しています。
共同通信社「記者ハンドブック」では、「致し方ない」「不徳の致すところ」
などの慣用句には「致す」を用いています。
漢字表記でも差し支えないのかもしれませんが、日常的に「~いたします」
「~いたしました」をよく使うため、字面が和らいで見える平仮名表記を使っ
ています。使用頻度の高い「ください」も同様に平仮名表記にしています。
2)の回答
「~いたします」とする方が「~します」よりも丁寧というだけで、「~しま
す」としても失礼ではないと思います。
例えば、メールでよくやり取りする直属の上司へは「~します」、重要な客先
の管理職や社内でもめったにやり取りすることのない役員に対してメールを送
るような場合は「~いたします」を使うという感じでしょうか。
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