今週は、「サラリーマン川柳」に見るメール対応の留意点を紹介。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法     < 「サラリーマン川柳」より(2)
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                        俗語、略語+丁寧語

今週は、先日発表された第31回サラリーマン川柳 ベスト100の中から、
ビジネスシーンにありがちな対応をピックアップし、
紹介しています。

サラリーマン川柳 第6位
「『マジですか』 上司に使う 丁寧語」

「マジ」は「真面目」を縮めた言葉で、「本当」「本気」「真剣」を意味する
いわゆる若者言葉のひとつです。実際は若くない人も使っているので、ここで
は「俗語」とします。

この「マジ」に丁寧語の「ですか」を付けたのが「マジですか」で、「本当で
すか」という意。「本当に?」「信じられない」という感情を相手に伝えよう
とするときに使われやすいフレーズです。

似たような「俗語+丁寧語」のフレーズとしては
「ガチですか」
「ヤバくないですか」
なども挙げられます。

いずれもとっさの感情を表すひと言で、それを言いたくなる気持ちも分かるの
ですが、丁寧語を付けても俗語は俗語。

ビジネスの場で上司に使うような場合は
「マジですか」「ガチですか」→「本当ですか」「本気ですか」
「信じられません」など
「ヤバくないですか」→「危険です」「~の恐れがあります」「ひどい話です」
「素晴らしいですね」「お見事です」など
に言い換えることをお勧めします。

第16位にはこんな句も。
「新人に メールで指示して 返事は『りょ』」

この「りょ」とは「了解」を略した言葉です。同様の略語としては
「おつです」→「お疲れさまです」
「あざっす」→「ありがとうございます」
などもあります。

こうした略語や俗語は、仲間内で使うのは楽しいものですし、意味も通じます。
ただ、仕事のやりとりで、そのまま使ってしまうと「言葉を知らない人」「ふ
ざけている」と自分の評価を落とすことにもなるため、気持ちを切り替えて社
会人として相手に通用する言葉遣いを心がけましょう。

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