今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(2)
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文字化けの確認

11月27日配信のVOL.1170の記事に対していただいたお便りです。



<読者からの質問>————————————————

11月27日(金)の配信内容が、私がご質問したいと
思っていたことと関連があり、ご連絡申し上げました。

私の上司の苗字に、まさに「山へんに立つと書く、サキ」
の字が入っております。

過去に、Windows同士でも文字化けを起こした経験があり、
(グループウェア使用のせいかもしれませんが理由は不明です)
社外の方にメール送信する場合には「崎」に変えています。

ところが先日、ついうっかり「山へんに立つと書く、サキ」
のままお送りしてしまったことがありました。

先方より「確かに受領しました」という返信をいただいた際に
私が送信したメールが履歴としてついており、
文字化けを起こしていたことに気がつきました。
(その文字だけでなく、後の文章まで影響しておりました)

先方より「内容不明」とのご指摘はありませんでしたが、
こちらからお送りしたものがきちんと届いていたかを
確認すべきか、さんざん迷ったのですが、
結局、今回は確認も再送信も行いませんでした。

やはり先方に確認するべきだったのでしょうか?
もちろん、相手によって対応が異なってくるとは思いますが、
ベターな方法につきアドバイスいただけましたら幸いです。
(読者 A.Mさん)
——————————————————————

相手のかたから「確かに受領しました」という返信があったのであれば
問題ないと受け止めてよいのではないでしょうか。

もし、文字化けして読めなければ
「確かに受領しました」ではなく
「文字化けして読めないのですが…」という内容のメールが
先方から送られてくると思うのです。

以前、文字化けして内容が読み取れないメールを受け取ったことがあり
そういう時はすぐに相手に連絡して
別の方法で確認する手段をとりました
(電話で確認したり、テキストで添付してもらったり…)。

重要な内容のメールであるほど
内容を知るための対処をします。

ですから、相手から別段、そういった連絡がなかったのであれば
問題なく読めた、あるいは内容が確認できている
と思ってよいのではないでしょうか
(文字化けにも程度があるので…)。

ただ、文字化けを起こしていたことがどうしても気になるのであれば
次の機会にメールを送信するときにでも
「先日お送りしたメールが文字化けを起こしていませんでしたか?」
といった内容の添え書きをひと言入れておいても
いいかもしれません。

 
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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 読者からの質問
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                    「いただき」か「くださり」か

11月26日配信のVOL.1169
に連動していただいた質問です。

<読者からの質問>————————————————

本日の敬語の使い方の解説は、私が以前から気になっていたことでした。
やっと納得できたことが嬉しく、メールさせていただきます。

電車のアナウンスで
「本日はご乗車いただきましてありがとうございます。」
いつも、これに引っかかりを覚えていました。

「ご乗車くださいまして・・・」ではないのか??と
周りの人に聞いても「どこがおかしいの?」と逆に問い返されます。
でも 気になり始めると、周りには
「・・・・いただきありがとうございます」が氾濫していて
混乱していました。

ひとつ質問です。
「お越し頂きありがとうございます」は
「お越しくださりありがとうございます」でいいのでしょうか?
それともこれも2重敬語になるのでしょうか?
(読者 T.Oさん)
——————————————————————

「お越しいただき」か「お越しくださり」のどちらが適切か
というご質問ですが、結論から言いますと
どちらを使っても問題ありません。

「お越しいただき」は、自分を低めて相手を敬う謙譲語
「お越しくださり」は、相手の行為を敬う尊敬語

という違いはありますが、最終的に「お越しになる(来る)」
相手を敬う表現であることに変わりはありません。

ですが、厳密に使い分けたいというのであれば
・相手にお願いして来てもらう場合は「お越しいただき」
・相手の意思で来てくれる場合は「お越しくださり」
と使い分けることができます。

たとえば、相手に案内状を出したりして招待している場合は
「○○へお越しいただき、ありがとうございます」

相手が自ら立ち寄ってくれたような場合は
本日はわざわざお越しくださり、ありがとうございます
ということになるでしょう。

ただ、これはあくまで目安なので
基本的にはどちらを使っても相手に失礼にはなりません。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(4)
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名前が機種依存文字

<読者からの質問>————————————————

教えていただきたいことがあります。

機種依存文字ですが、お客様名に含まれていた場合、
どのように対処すればよろしいでしょうか。

最近は文字化けが少なくなっているのかもしれませんが、
それでも機種依存文字だと認識している文字を
使用することには抵抗があります。

しかもお客様の名前ですから、万が一、
文字化けになってしまった場合、これは大変失礼なことです。
ただし、先方から送信されるメールで文字化けになったことは
ありません。

何か良きアドバイスをお願いできますでしょうか。

ちなみにその文字は、「山へんに立つと書く、サキ」です。
ヤマザキさんというお名前に多い字です。
(読者 YOさん)
——————————————————————

「先方から送信されるメールで文字化けになったことはない」
ということは、おそらく、
YOさんとお客様のパソコンが
Windows同士だから、名前が文字化けせずに
メールのやり取りができているのだと思います。

ですから、YOさんからお客様に宛てたメールでも
名前は文字化けせずに届いていると思われます。

これがもし、YOさんがWindowsで
相手のかたがMacintoshの場合は
完全に名前が文字化けしてしまうでしょう。

これはあくまで私の推測なので
もし不安であれば、一度
お客様に使用のパソコン機種をお尋ねになってみるといいと思います。

それで、自分とは機種が違う場合は
(自分がWinで相手がMacか、あるいはその逆)

パソコンの機種がお客様と異なるため
お名前の表示が文字化けしてしまう恐れがあります。
そのため、文字化けを防ぐ対策として
本来のお名前とは異なる「山崎」の文字を入力して
お送りする失礼をお許しください。

という旨を、相手に知らせ
了承を取っておけばいいのではないでしょうか。

相手も事情が分かれば
「文字が化けている。失礼だ!」
と不愉快になることはないと思います。

まずは、機種の確認をして
同じならOK。

機種が違えば
事情を話して了承を得ておく。

という対策をとってみるとよいと思います。

ご参考までに
機種依存文字の入力について記述のあるサイトをご紹介しておきますね。
http://www.morgan.co.jp/kiso/2key-3.htm

※余談ですが・・・
私が大ファンの俳優・山崎努氏の名前の「さき」も
「山へんに立つと書く、サキ」です。
当メルマガでは、敢えて「崎」と記述しています。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事  の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(3)
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                    いただけます? になれます?

前回からの続きです。

<読者からの質問>————————————————

尊敬語の使い方で、お客様がする行為の表現で、どれが適切で、
皆さんはどのように使い分けていらっしゃるのか
教えていただければと思いメールをお送りした次第です。

1)例えば、お客様にサービスをご紹介するときの使い分け。

A: ご覧いただけます。
お召しあがりいただけます。
お使いいただけます。
お選びいただけます。

B: ご覧になれます。
お召しあがりになれます。
お使いになれます。
お選びになれます。

2) お礼をする前の動作に対する敬語

A’: ご予約いただきまして、ありがとうございます。

B’: ご予約くださいまして、ありがとうございます。

“頂く”という言葉が使えないケーるもあるのではないかと思い、
1)に関しては、できるだけ、Bの表現を、
2)に関しては、口語ではB’、表記はA’としております。

(読者 A.Wさん)

▼A.Wさんが辞書で調べた補助動詞「いただく」の解説は
下記のとおりです。

ア)(動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて)
話し手または動作の受け手にとって、
恩恵となる行為を他者から受ける意を表す。

「これが先生にほめていただ・いた作品です」
「せっかく来ていただ・いたのですが、主人は今おりません」
「一言声をかけていただ・いたらよろしかったのに」

イ)(接頭語「お」または「御(ご)」に動詞の連用形または
サ変動詞の語幹を添えた形に付いて)上記ア)に同じ。

「これから先生にお話しいただ・きます」
「お読みいただ・きたい」
「御心配いただ・きまして」
「御審議いただ・きたい」

ウ)(動詞の未然形に使役の助動詞「せる」「させる」の連用形、
接続助詞「て」を添えた形に付いて)
自己がある動作をするのを、他人に許してもらう意を表す。
「させてもらう」の謙譲語。

「あとで読ませていただ・きます」
「本日は休業させていただ・きます」

———————————————————-

上記の2つの質問のうち、先に2)の方を回答したので、
今回は1)の回答です。

▼2)の質問に回答した前回の記事

このように、「いただく」を使ってよいものかどうか悩むケースが
私にもあります。

1)のケースは、主語を自分にするか、お客様にするか
で変わります。

自分(自社)主体でお客様に新サービスなどを「紹介」
(自分から相手にアピール、お願い)する場合は
謙譲語の「ご(お)~いただけます」。

A:ご覧いただけます。
お召しあがりいただけます。
お使いいただけます。
お選びいただけます。

お客様から問い合わせがあったり、
お客様自身にそのサービスを利用する意思があったりする場合は
尊敬語の「ご(お)~になれます」。

B:ご覧になれます。
お召しあがりになれます。
お使いになれます。
お選びになれます。

自分のことをへりくだって言う謙譲の「いただく」の方が
丁寧な表現と思われがちですが、
上記のポイントを押さえると、使い分けの判断ができます。

 
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(2)
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いただきまして? くださいまして?

今回の質問は、
同じ思いを抱かれているかたが多いのではないでしょうか。
2回に分けてそれぞれ解答します。

<読者からの質問>—————————————-

尊敬語の使い方で、お客様がする行為の表現で、どれが適切で、
皆さんはどのように使い分けていらっしゃるのか
教えていただければと思いメールをお送りした次第です。

1)例えば、お客様にサービスをご紹介するときの使い分け。

A: ご覧いただけます。
お召しあがりいただけます。
お使いいただけます。
お選びいただけます。

B: ご覧になれます。
お召しあがりになれます。
お使いになれます。
お選びになれます。

2) お礼をする前の動作に対する敬語

A’: ご予約いただきまして、ありがとうございます。

B’: ご予約くださいまして、ありがとうございます。

下記(※ 辞書にあった補助動詞「いただく」の解説)より、
“頂く”という言葉が使えないケースもあるのではないかと思い、
1)に関しては、できるだけ、Bの表現を、
2)に関しては、口語ではB’、表記はA’としております。

(読者 A.Wさん)
———————————————————-

A.Wさんが辞書で調べた補助動詞「いただく」の解説は
下記のとおりです。

ア)(動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて)

話し手または動作の受け手にとって、
恩恵となる行為を他者から受ける意を表す。

「これが先生にほめていただ・いた作品です」
「せっかく来ていただ・いたのですが、主人は今おりません」
「一言声をかけていただ・いたらよろしかったのに」

イ)(接頭語「お」または「御(ご)」に動詞の連用形または
サ変動詞の語幹を添えた形に付いて)上記ア)に同じ。

「これから先生にお話しいただ・きます」
「お読みいただ・きたい」
「御心配いただ・きまして」
「御審議いただ・きたい」

ウ)(動詞の未然形に使役の助動詞「せる」「させる」の連用形、
接続助詞「て」を添えた形に付いて)自己がある動作を
するのを、他人に許してもらう意を表す。
「させてもらう」の謙譲語。

「あとで読ませていただ・きます」
「本日は休業させていただ・きます」

——————

このように、「いただく」を使っていいものかどうか悩むケースが
私にもあります。
まず、2)のケースから先にお答えしますね。

「ご予約」に続くのが「いただきまして」か「くださいまして」の
どちらが適切かという問題。

いずれも敬語ですが、違いは
・「ご~いただく」 ⇒ 謙譲語(自分を低めて相手を敬う)
・「ご~くださる」 ⇒ 尊敬語(相手の行為を敬う)
です。

主語を考えると
・謙譲の「ご~いただく」の主語は、自分(自分にしていただく)
・尊敬の「ご~くださる」の主語は、相手(相手がしてくださる)
になります。

実際の会話や文章では、主語を省略して用いることが多く
一般的に、どちらを使ってもよい、
とされています。

厳密に使いわける場合は…
・相手にお願いしてそうなる場合は「ご~いただく」
・相手の意思でそうなった場合は「ご~くださる」
がひとつの目安になります。

ですから、2)の場合の「予約」は
お客様(相手)の意思によるものなので
尊敬の「ご~くださる」を使い

「ご予約くださいまして、ありがとうございます」
「ご予約くださり、ありがとうございます」

とします。

1)の質問の回答はこちら

 
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あ と が き
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3冊目の新刊が出ました。タイトルは
『考えすぎて書けない人のための1分間メール術』
です。

東京都内では20日、広島は連休明けの24日ごろ
書店店頭に並ぶということでしたが
20日の時点で広島の書店にも出ていて
とってもうれしく思っています。

今回は、まさに産みの苦しみを味わった
難産本でした。

ご存じのように、当メールマガジンでは
文例一式を挙げていることは稀なため
ストックがない!
だから、一から文例を考えるのに苦しみました。

今年の夏から秋にかけては、パソコンの前で
ずっとウンウン唸っていた感じです。

というのも、メールの文例集というのは
世の中にたくさんあるので、
一般的な文例よりも
本書のメインターゲットである20~30代の若手社会人が
「こういうとき、どう書いたらいい!?」
と困ったとき、役立つ文例を挙げたいと思ったからです。

「誤送信してしまったことを謝りたい」
「依頼や誘いをやんわりと断りたい」
「上司や先輩の間違いを知らせたい」
そんな、書きたいけど、悩んで書けない!
というときのお役に立つ文例をご紹介しています。

126の文例では、
●書く際の考え方を解説した「ここがPINT!」
●別の書き方を紹介した「書き換え例」
●覚えておきたい「注目フレーズ」
●注意したい「NGフレーズ」
を文例ごとにピックアップして紹介しています。

丸ごと使える文例集ですので
前著『メールは1分で返しなさい!』と合わせて
ご活用いただけるとうれしいです。

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ピンクのカバーに
グリーンのチェックの帯が目印です!

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問 >
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目に留めてもらう工夫

<読者からの質問>————————————————

質問です。
PTAなどで出すお知らせ、学校からのお知らせもあって
保護者が手にするプリントはけっこうな量です。

目を通してもらえる工夫、
神垣さんなら、どんな工夫をされますか?

PTA以外で、生協の組合員向けのお知らせを作っています。
注文書と一緒に入れますが、目に留めてもらえる率が低く
紙の両面に印刷したら、裏面には気付いてさえもらえない
なんてことも・・・。(涙)

全員は無理としても、
お知らせの存在に目を留めてもらう工夫、
お知らせの内容に関心を持ってもらう工夫、
いつか【しごび】で取り上げて頂けると、ありがたいです。

(読者 A.Iさん)
——————————————————————

文面のインパクトを考えるのも一つなんですが
ちょっとはずして「形・様式」を変えるというのも手だと思います。

例えば、紙の色を変える。

実際に私もPTA活動を通して知ったのですが
年に一度の文化祭関係の配り物は
毎年、テーマカラーを決めて、
その色の紙に統一して印刷し、配布するんです。
(ちなみに今年はブルーでした)。

PTAのプリント関係って、だいたいわら半紙だと思うのですが
その中にブルーの配布物があると目立って
目に留まりやすいのです。

予算的に可能なら、紙の質を変えるという方法もあります。
同じ白い紙でも光沢のある紙にするとか
厚みのある紙にすると、「おっ!?」と思います。

▼ 活字の中に手書き文字
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それから、敢えて手書きにするというのも一つ。
学校の配布物も生協のお知らせも
たいがいワープロできれいに打った活字が並んでいますよね。

ですから、見出し部分とか、強調したい箇所だけ
太めのマジック(私はペンテルの水性マジックを愛用)で
手書きしたり、罫を入れて囲んだりするのです。

そうすると、その他の配布物より
目立ちやすくなります
(折り込みチラシでもときどき見かけます)。

文字ばかりの文面なら、
思い切って大きくイラストを使ったり
カットのイラストを紙面に配すると
見た目の印象が変わります。

▼ 方言や話し言葉のインパクト
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
文面のインパクトという点では
キャッチコピーや見出しなど、ポイントになる文に
方言や話し言葉を使う、という方法もあります。

学校の配布物には不向きかも知れませんが
例えば、呼びかけたり、告知する場合は
「みんな、きてみんさい!」
「はよ来んと、の~なるよ!」
のようにその土地土地の方言を使うと
目を引くとともに親しみがわいてきます。

方言がNGの場合は、話し言葉にしても
親近感を覚えます。

配布物やプリント関係は似たようなものが多いので
文面以上に、見た目のインパクトや効果を考え
工夫してみることをおすすめします。

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