今週は、敬語の使い方についての雑感です。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法           < 敬語の問題(2)
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                    その「さん」や「お」は必要?

今週は、敬語の使い方に感じる疑問や違和感について取り上げています。

先日、ラジオ番組で「○○のファンさんに支持されています」と言っていまし
た。またあるときは「このたびの災害では、多くの方がお大変な状況だと思い
ます」と言っていました。

「○○のファン」である人たちを呼ぶ場合、敬称の「さん」を付ける必要があ
るのだろうか。また、形容動詞の「大変」に丁寧語の「お」は必要なのだろう
か、と思ってしまいました。

「○○のファン」として「さん」を付けなくても、「○○のファン」である人
たちに失礼にはならないし、呼び捨てにしていることにもならないはず。

「お大変な状況」という言い回しも、被災した人達に対して失礼にならないよ
うに、という配慮から来る言葉だと思うのですが、その前の「多くの方」の
「方」という言葉が丁寧なので、「お」を付けなくても「大変な状況」として
差し支えないのでは?

上記に挙げた一文はそれぞれ
「○○のファンに支持されています」
「このたびの災害では、多くの方が大変な状況だと思います」
とすればよいと考えます。

このように相手を気遣うあまり、「そこまでしなくても……」と感じる敬称や
丁寧語の使い方が増えているように感じます。そうした過剰な言葉遣いが増え
るほど、使っていない方が肩身の狭い思いをすることがあります。特にラジオ
やテレビなど、“音声”で入ってくる言葉は人から人へ伝わりやすく、難儀だ
なぁと思います。

以前にも「さん」付け問題を取り上げています。参考にしてください。
▼「さん」付けの謎< 気になる敬語 >VOL.3024

 

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今週は、同じ読みで表記が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法            < 敬語の問題
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                       社外よりも社内の敬語?

企業の新入社員研修レポートを読んでいて
「入社してから様々な講習を受講させていただきました」
「先輩方から社員としての心構えを教えていただきました」
「部署では○○の勉強もさせていただいています」
といった敬語の使い方が気になりました。

新人だから、会社に対して「講習を受講させていただく」とか「先輩から教え
ていただく」という言い回しになるのかもしれませんが、研修で何を学び感じ
たかを報告するレポートにも、こうした敬語は必要なのでしょうか。

レポートの主旨が、研修を受けた「事実」の報告であれば、上記の一文はそれ
ぞれ
「入社してから様々な講習を受講しました」
「先輩方から社員としての心構えを教わりました」
「部署では○○の勉強もしています」
で差し支えないと思うのですが。

しかし、企業によっては社外に対して以上に、社内の上下間で敬語の使用を強
いられるところもあるとか。

もちろん、上司や年長者に敬意を払うことは礼儀として忘れてはならないこと
ですが、社外の顧客より社内に向けた敬語の方が重んじられるというのは、大
変ではなかろかと想像します。

会社案内や自社のウェブサイトでは「風通しの良い社風」を謳いながらも、社
内での敬語の使用に必要以上に気を使わなければならいのだとしたら、随分窮
屈な話です。

今週は、こうした疑問に思う敬語の使い方について取り上げていきたいと思い
ます。

 

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今週は、同じ読みで表記が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法       < 間違いやすい言葉(5)
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                            「おどる」

今週は、「どちらだっけ?」と使い方に迷いやすい言葉を取り上げてきました。

「おどる」には「踊る」と「躍る」の2通りの表記があります。

「踊る」は、音楽に合わせて手足や体を動かすこと。「舞踊」にも「踊る」が
使われていますね。

例)笛吹けども踊らず、盆踊り
バブルに踊る。

また、人にそそのかされて、その人の思うままに行動することを「踊らされる」
と言います。

例)彼は踊らされているだけだ。

一方、「躍る」は、「跳躍」という字があるように、勢いよく跳び上がること。

例)躍り上がって喜ぶ。
小躍りする。

躍動する様を心の動きに重ね、わくわくするという意味でも使います。

例)期待に胸が躍る。

舞踊やダンスのようにリズムに合わせた体の動きが「踊る」で、とにかく自由
に躍動する体の動きが「躍る」という違いと言えそうです。

 

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今週は、同じ読みで表記が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法       < 間違いやすい言葉(4)
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「あらげる・あららげる」

今週は、「どちらだっけ?」と使い方に迷いやすい言葉を取り上げています。

「声を荒らげる」の読みは「あらげる」? 「あららげる」?

「荒らげる」と書いて「あららげる」と読みます。

意味は、声や態度などを荒くすること。激しい語気の声を出すことを「声を荒
らげる」と言います。

送りがなを入れる場合、「荒げる」「荒ららげる」は間違いで、「荒らげる」
とします。

ただ、「荒らげる」を「あらげる」と読み、使うケースは増えているため(実
は私もそうでした)、テレビやラジオの放送では「あらげる」を使うことも認
められているようです。

(参考)
NHK放送文化研究所「荒(あら)らげる」と「荒(あら)げる」どちらがよい

一方、共同通信社「記者ハンドブック」では、「荒(あら)らげる」で統一さ
れており、新聞表記では「荒(あら)げる」は使われていません。

では、「荒らげる」の対語は何でしょう?

「和らぐ」と書いて「やわらぐ」です。気持ちが鎮まることを意味します。

例)怒りが和らぐ
気持ちを和らげる

日本酒を飲むとき、チェイサーとして添えるのも「和らぎ水」です。

「柔らぐ」「軟らぐ」と表記するのは誤りで、送りがなも「和ぐ」ではなく
「和らぐ」です。

 

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あ と が き
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これからのわたしのキーワードは
「自意識→無意識→美意識」
だな、と思いました。

子どもの頃から過剰な自意識がありました。
でも、それが吹っ飛ぶ瞬間があります。
絵を描いているときです。

対象を描いているときは
無意識(自意識が機能して無い、という意味で)。
少なくとも自意識はどこかへ行っています。

大人になって
自意識でくたびれた脳を
無意識の状態にすることで
活性化される。
だから、絵を描くとスッキリするのだなぁと
思います。

美意識は、何に美を感じるか、という意識だとすると
それは人それぞれ。

でも、それは子どもの頃から
ずっと蓄積されて、その人を形づくっていきます。

どんな美意識であれ、
自分の美意識は大切にしたいなぁと思っていて

その美意識を形成するのは
自意識を気にしない無意識の状態になれる瞬間を
どれだけ持てるか、なのかも、と思い至りました。

このメールマガジンを読んで
そんなことを考えました。

【木村タカヒロ日記】Vol. 123 絵はスピリチュアル5

「思考停止」の状態って、ビジネス的にはよろしくないことだと思っていました。
でも、「思考停止」してないと見えない、見逃してしまうものがある、と知り
なんだか目からウロコが100枚くらい落ちた気がしました。

だから、これからわたしのテーマは
「自意識→無意識→美意識」
です。

そして、願わくは、美意識の高い
意地悪ばあさんになりたい。

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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法       < 間違いやすい言葉(3)
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「とくい」

今週は、「どちらだっけ?」と使い方に迷いやすい言葉を取り上げています。

「とくい」には「得意」と「特異」の2通りの表記があります。

「得意」は、手慣れていて上手なこと。
例)得意中の得意、得意分野

「苦手」の対語として使うほか、いつもひいきにしてくれることや人という意
味でも使います。
例)お得意さま、得意先、上得意

また、「失意」の対語として、望みどおりになって満足しているという意味も
あります。

一方、「特異」は、字のとおり「特に異なる」こと。普通の様子と違い、非常
に稀ななことを指します。
例)特異体質、特異な事態

特に優れているという意味でも使います。
例)音楽の分野で特異な才能を発揮

「特異」の類語は「特殊」。
「特殊」は「一般」の対語で、普通と違うこと。
例)特殊な才能、特殊鋼

ちなみに「特殊自動車」と「特種用途自動車」では「とくしゅ」の表記が異な
ります。
キャタピラー車やフォークリフトなど、形態・構造・用途などが通常と異なる
車が「特殊自動車」。
救急車、パトロールカー、レッカー車、キャンピングカーなど、8ナンバー車
は「特種用途自動車」です。

 

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【しごび】 の お 知 ら せ
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日本代表の戦いは終わりましたが・・・

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サッカーファンのあなたに使ってほしい
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今週は、同じ読みで表記が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法        < 間違いやすい言葉(2)
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                            「とくよう」

今週は、「どちらだっけ?」と使い方に迷いやすい言葉を取り上げています。

値段が安い割に量が多いものを「とくようひん」と言います。
漢字で書くと「得用品」? それとも「徳用品」?

記者ハンドブックによると
「得」と「徳」の違いは、
損の対語が「得」で、人徳や恩恵の意味で使うのが「徳」とあります。

「お買い得」「お得な品」「100円の得」など、安くて得なことを意味する言
葉には「得」を使います。

ならば、割安でお得な品である「とくようひん」は「得用品」と表記するの
かと思いきや、記者ハンドブックでは「徳用品」とあります。

「徳用米」「お徳用パック」「徳用タイプ」なども「得」ではなく「徳」を使
います。損の反対は「得」ですが、「徳」にも利益という意味があるからでしょ
うか。

「とくよう」には「徳用」のほかに「特用」もあります。
「特用」とは、特別な用途、限られた用途に使うこと。お茶、麻、タバコ、藍
など、食用以外の用途にあてる農作物のことを「特用作物」と言います。

ほかには「特養」もありますね。これは、特別養護老人ホームの略称です。

 

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