今週は、誘いや依頼を断るときのメール対応についてです。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法                     < 断り上手なメール(5)
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                                                                                             添削例

今週は、相手と気まずくならずに済む断り方について、
3つのポイントを柱に
文例を挙げて紹介してきました。

★VOL.1665  断るときのポイント

読者のかたから、今回の記事を見て、添削依頼があったので
ご紹介します。

<読者からのお便り>———————————————–

今週のテーマにぴったり(?)な
先週丁度お断りをしたメールを転送します。

初めて御見積りをお願いしました。
この業者さんは当社の元顧問のご友人でもあり、
あい見積りを前提にお会いしたのですが、違う業者さんに決定しました。

多分次はないだろう・・・でも元顧問のご友人なだけに
何だか物足りないお断りメールをしてしまった感が否めません。

今回のテーマにて添削をお願いしても宜しいでしょうか。

(転送文)

山田さま

お世話になります。○○商事の川崎です。

大変残念なのですが、今回は別の業者さんにお願いすることと
なってしまいました。

お値段的にはあまり変わりはありませんでした。
DM企画デザインを専門にされている点が決定打となったようです。

また次の機会にお世話になるかと存じます。
その時はぜひよろしくお願い申し上げます。

***署名***

——————————————————————

下記が神垣が添削した文です。

——————————————————————
山田様

お世話になります。○○商事の川崎です。

このたびはお見積いただき、ありがとうございます。

社内で検討しましたところ、
大変残念ながら、今回は別の業者さんに
お願いすることになりました。

見積金額はあまり変わりはなく、
DM企画デザインを専門にされている点が決定打となり
他社に決定いたしました。

また次の機会にお世話になるかと存じます。
その時はぜひ、よろしくお願い申し上げます。

***署名***

——————————————————————

メール文の内容・流れとも基本的に問題ないのですが
「3つのポイント」にしたがって若干、言い回しを変えて補足してみました。

> 何だか物足りないお断りメールをしてしまった感が否めません。

とのことなので、もし追加するとしたら

「山田様にはご配慮いただきましたのに
良い返事ができず、申し訳なく思っています」

の一文を「また次の機会に・・・」の前に添えてもいいかもしれません。

ですが、前文できちんと断る理由も書いているので
ここまで書き添える必要はないように思います。

ご参考まで。

 

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今週は、誘いや依頼を断るときのメールr対応についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 断り上手なメール(4)
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                          次につなげる

 相手と気まずくならずに済む断り方の3つのポイントのうち、
 ★VOL.1665  断るときのポイント 

 今日、ご紹介するのは3つめの
 「断って終わりでなく、次につなげるひと言でフォローを」
 です。

 断って終わりにせず、断った後に
 次の展開の「きっかけ」づくりをしておくことが大切です。

 ・今回はできないが、次回はできる

 ・今はダメだが、次はOK

 このような文章の流れにしておくと、
 「それっきり」になることを防ぐことができます。

 1)「今日は業務が立て込んでいて対応できないのですが、
    明日の午前中でしたら、対応できます」

 2)「今回は都合がつかず出席できませんが、
    次回はセミナーも懇親会も出席します」

 さらに、1)であれば、
 「明日までお待ちいただけますか?」

 2)であれば
 「また、ぜひお声かけくださいね」
 という一文を添えることで、「それっきり」が解消します。

 「無理です」「ダメです」「できません」と対応する前に
 「どうしたら、できるようになるか」を考え
 今でなくても、次回や次の機会に「できる」ように
 段取りをして、相手に提案する

 断るときには、この流れを意識してみましょう。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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今週は、誘いや依頼を断るときのメールr対応についてです。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法  < 断り上手なメール(3)
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はっきりと婉曲に

相手と気まずくならずに済む断り方の3つのポイントのうち、
★VOL.1665  断るときのポイント http://bit.ly/xTw3eF

今日、ご紹介するのは2つめ。
「断る理由ははっきりと。表現は婉曲に」
です。

「その日はちょっと…」とか「できるかどうか…」といった
どっちつかずであいまいな返答は、相手に期待させたり
待たせたりすることになり、歓迎されません。

「可能か不可能か」「イエスかノーか」
をまず、明らかにします。

さらに、
「~だから、参加できません」
「~しているため、お引き受けできません」
と、対応できない理由をきちんと伝えましょう。

 「あいにく、すでに予定が入っており、参加がかないません」


 「弊社の予算を上回っており、
残念ですが今回の発注は見送らせてください」

このとき、「無理です」「できません」などの直接的な表現は避け、
「あいにく」「せっかくですが」「残念ながら」など
“緩衝材”となる言葉を添えると文の印象が和らぎます。

相手に申し訳ない、という気持ちは
「すみません」ではなく、
こうした婉曲表現に込めるようにしたいですね。

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今週は、誘いや依頼を断るときのメールr対応についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                      < 断り上手なメール(2)
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                        相手への感謝を伝える

相手と気まずくならずに済む断り方の3つのポイントを
昨日、挙げました。
★VOL.1665  断るときのポイント

ひとつめのポイントが
「まずは依頼や誘いに対する感謝を述べる」です。

断るときには、まず「ありがとうございます」から始めます。

相手に申し訳ないという気持ちから、
つい「すみません」を使ってしまいがちですが、

自分に声をかけてくれた相手への感謝の気持ちを伝えることから始めると、
メール文全体の印象が変わってきます。

A)
「すみません。今回は参加できません」
「すみませんが、不参加です」

に対し、

B)
ありがとうございます。せっかくお声かけいただいたのに
今回は参加できそうにありません

いつもお声かけいただき、ありがとうございます。
残念ですが、今回は不参加とさせてください

A)のパターンでも返答にはなりますが
自分の都合を単に伝えるだけより

声をかけてくれた相手を気遣うひと言が
添えられていると、いやな気はしません。

同じ断りのメールでも
声をかけた側が好感を持つ「ひと言」の工夫をお忘れなく。

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                         断るときのポイント

誘いのメール。
うれしいけれど、どうしても都合がつかない…
そういうとき、断りのメールを返すのは気が引けるものです。

依頼のメール。
断っては次がない! と相手との関係を壊すことを恐れて
無理に引き受け、失敗。
もっと上手な断り方を知っていれば…と後悔することがあります。

断ることは、相手との関係にマイナスになると考えがちですが、
「断り方」を知っていれば、相手との良好な関係は続けられます。

相手と気まずくならずに済む断り方のポイントは3つ。

1)まずは依頼や誘いに対する感謝を述べる

2)断る理由ははっきりと。表現は婉曲に

3)断って終わりでなく、次につなげるひと言でフォローを

この3点を押さえておけば、
断りたいのに断りきれない…という事態も解消できます。

今週は、この3点を念頭に置き
文例を挙げながら
「断り上手なメール対応」について解説していきます。

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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < ちょっとしたひと言(5)>
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                             負を正に

 相手に好印象与える、ちょっとしたひと言。

 当メールマガジンで提唱しているのが「ポジティブ・ライティング」です。

 「できるかどうかわかりません」というネガティブな表現より
 「できるだけやってみます」。

 「どちらでもいいです」よりも
 「ぜひ、お願いします」。

 「聞いてないので、できません」よりも
 「すぐに確認してみます」。

 といった具合に、
 「できない」「だめ」「という負の感情で対応するのではなく、
 「できるようにするには?」「よくするには?」と前向きに考え行動する

 それを言葉で伝える方が、相手も自分も気持ちよく、
 次のステップに進むことができます。

 「無理だから、しない」ではなく
 「できるようにするには、どうする?」と考えることが
 ポジティブ・ライティングの基本的な考え方です。

 最初から否定してかかるのではなく
 状況をプラスに好転する意識を持つことで
 相手にも「やる気」や「好意的な姿勢」が伝わります。

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