今週は、同じ意味の繰り返し表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < うっかり重複表現(3)
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 「各部署ごとに」

部署ごとにとりまとめて…」

これもうっかり使っている表現ではないでしょうか。

「各」と「~ごと」の重複です。

「各」はそれぞれ、「~ごと」は名詞や動詞の連体形などに付いて、
そのいずれもが、という意味があります。

意味が重なるので、この場合は「各」か「~ごと」のどちらか一つを
使えばよいことになります。ですから、上記の一文は

部署でとりまとめて…」
「部署ごとにとりまとめて…」
となります。

似たような重複表現に、次の例があります。

週水曜日ごとに販売」

こちらも「毎」と「~ごと」が重複しているので
週水曜日に販売」「水曜日ごとに販売」
と書きかえられます。

一方、連続した状態を示す時に使う

連日、暑い日が続いていますが…」。

これも要注意。「連日」と「~が続く」は同じ意味なので
連日の暑さで…」とか
「暑い日が続いていますが…」と表現します。

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今週は、同じ意味の繰り返し表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法         < うっかり重複表現(2)
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                          「受注を受ける」

「受注を受ける」

これ、意外と使われていませんか?

でも、よく考えてみると、「受注」は注文を受けること。
「受注を受ける」という表現は
見て分かる通り、「受ける」が重複しています。

「受注」を「注文」と同じ感覚で使ってしまっている
ということなのでしょう。

重複を避けるには…
「受注した(する)」または「注文を受ける」
と表現するのが適切です。

似たような重複表現としては「受託を受ける」があります。
「受託」は「委託を受ける」という意味なので、「受ける」は不要。

「受託した(する)」「委託を受ける」が適切です。

では、受注の反対は?
「発注」ですね。

受注と発注のことを「受発注」と言ったりもします。
「受発注システム」「受発注管理」「受発注管理」
のように使います。

 
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今週は、同じ意味の繰り返し表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < うっかり重複表現
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 「一番最後」

「一番最後に」

これ、Wordの文書だと文字に下線が出て「ちょっとおかしいですよ」と
教えてくれますが、メールでは意外と何がおかしいのか気がつきません。

「最後に」は「最も後に」ということですから
「最も」と同じ意味を持つ「一番」と合わせて使うと
意味が重なっていることが分かります。

ですから、
「一番後に」とするか「最後に」が
本来は正しい表現。

同様に「一番最初に」というのもい
「一番初めに」「最初に」
とします。

「一番最悪なのが」のような使い方も
「一番悪いのは」「最悪なのが」
のいずれかに…。

目くじら立てるほどのものでないのですが、
よく見てみると、ちょっと変という重複表現を
うっかり使ってしまっていることがあります。

今週はそんな「重複表現」について
取り上げてみたいと思います。

日常で、あなたが気がついた「重複表現」があれば
ぜひ、教えてください。

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今週は、やる気を低下させるネガティブワードについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 不愉快表現を改善(5)
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                            逃げ口上

 ややもすると、言い訳するときに
 使ってしまいがちなネガティブワードが・・・

「~だけでは無理です」
「○○がそう言っているので(○○から言われたので)」
「私では判断できません」

 こうしたうしろ向きな発言は、その場しのぎにはなりますが
 根本的な解決にはなりません。

 そこで考えてみてほしいのが
「本当に、それだけでは無理なのか?」
「本当に○○の言う通りなのか?」
「では、誰が判断できるのか?」
 ということです。

 否定で終わると、思考もそこでストップしてしまいます。
 ていよく言い逃れはできても、発生した問題や課題は
 放置されたまま。

「不足しているものは何か?」
「自分の裁量で決定できる範囲は?」
「誰に確認をとれば、進められるのか?」

 解決に向けて、「何をどうすればよいか」という判断の積み重ねが
 仕事を進めていきます。逃げずに立ち向かう勇気を持ちたいですね。

 立ち向かった人にだけ、成長は訪れます。

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今週は、やる気を低下させるネガティブワードについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 不愉快表現を改善(5)
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                       全てを否定する表現

 全否定する言葉は、やる気をそぎます。

 「ダメ」「無理」「ありえない」
 「そうじゃなくて」「できるわけがない」

 相手の言い分や考えをきちんと受け止めないまま
 このように頭から否定したのでは、そこから先の話が続いていきません。

 会話をする時もそうですが、
 話を途中で遮られたり、否定されるのは
 嫌なものです。

 伝えたいのに聞き入れてもらえないという不満だけが残り
 相互に理解し合おうという気持ちが途切れます。

 上記のネガティブワードを
 自分自身に対しても言っているとすれば
 要注意です。

 行動する前から自分で予防線を張って
 言い訳の準備をしているのと同じ。

 相手に対しては、否定する前に
 「いい感じですね」「大丈夫」と受け入れた後
 改善点やアドバイスを示して
 「こうすれば、もっと良くなります」「あと一息なので」
 と励ましを。

 自分自身に対しては
 「本当にダメだろうか?」「絶対に無理なのだろうか?」
 と自問自答してみましょう。

 否定するのは、実は簡単で
 自分で逃げ道を探しているだけなのかもしれません。

 せめて、行動してから
 「~してみましたが、ダメでした」
 「すぐに対処しました、が無理でした」
 と言えるように、やりもしないで
 頭の中だけで結論を下さないことです。

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今週は、やる気を低下させるネガティブワードについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < 不愉快表現を改善(3)
◆─────────────────────────────────◆
やる気をなくす表現

「別に」「どっちでもいいんじゃないんですか」「適当にやっといて」
「どうせ」「やっても無駄」

これらは、やる気を失わせるネガティブワードです。

面倒な時とか、関心や重要度の低い事柄に対して
発っしてしまいがち。

こうした表現は、相手のモチベーションを確実に下げます。
「どうでもいいこと」「適当でいいこと」には誰も
真剣に取り組むことはできないからです。

やる以上は成果を出したいし、相手に認められたいという気持ちがあります。

・その場しのぎの安易な返答は避け、感想や意見はきちんと伝える。

・選択を求められたら、理由を添えてどちらかを選ぶ。

・あやふやな指示ではなく、具体的に何をどこまで対応するか伝える。

一つひとつ、きちんと受け止めて返すことを心がけたいですね。

特に、後輩は先輩の、部下は上司の日ごろの対応を見ています。
適当に受け流していると、それを見ている後輩や部下も
同じような態度をとるようになり
チームや部全体の仕事の質を下げることになりかねません。

教えたり、その都度受け答えしていくことは時に面倒なこともありますが
「見られている」意識を持つことも大切ではないでしょうか。

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