今週は、質問の仕方について改めて取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < メールで質問
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                        「どうなんですか?」

 質問の仕方にもいろいろありますが…
 「○○はどうなんですか?」
 「○○はどうなりますか?」
 という質問は、あまりに漠然としていて
 それこそ「どうなんですか?」とツッコミを入れたくなります。

 質問の形をしているようで、実は
 ポイントが定まっていないので
 答えに窮する尋ね方だと思います。

 聞く側はたやすく使えても
 答える側になると、きっと困るのではないでしょうか?
 (自分が答える立場になるとよく分かります)

 せめて、そう尋ねた後
「私は△△と思う(考える)のですが…」
「△△のような現状を見ると、こういう点が心配なのですが…」
 と、質問する理由や背景を示して、相手の意見や回答を求めると
 双方納得のいく受け答えができます。

 同じ質問をするのなら、
 自分の予想や考えと相手はどのように違うのか、
 また、同じなのか
 確認ができる尋ね方をしたいもの。

 今週は、メールで質問をするときの
 留意点についてとりあげていきたいと思います。

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今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 疎まれるメール(5)
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 文末が常に「?」

疎まれるメール、その五」。
「質問の多いメール」。

「~ですか?」「~でしょうか?」「~でいいですか?」と、
文末が疑問形で終わっているメールというのもうっとおしいものです。

疑問形で文末が結ばれていると、ささいなことでも相手は返答せざるを得ず
一度のやり取りで終わる内容もいたずらに長引いていきます。

「~ですよね?」「~じゃないですか」と同意を求める文面も、
返答に困ります。

送る側はちょっとした確認のつもりで気軽に書いていても、
受け取る側は「問われているなら、答えなくては…」という
受け止め方をしてしまうのです。

相手に一から尋ねたり、「どうですか?」というあいまいな聞き方ではなく、
「○○について、このようなやり方で進めようと考えていますが、
よろしいでしょうか?」と、方向を示したうえで、
相手に確認をとるというスタイルの方が話が進みます。

質問や確認事項が複数ある場合は
番号をふって箇条書きにするなど、読みやすく、返答しやすいレイアウトを
工夫しましょう。

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今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 疎まれるメール(4)
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                        それはセクハラ?

 疎まれるメール、その四」。
 「毎日来るメール」。

 仕事の用件以外のたわいのないこと尋ねたり、知らせてくるメール。
 それも出勤日の毎日。
 あまり一般的ではありませんが、実際に読者から投稿があったことなので
 取り上げました。

 女子中高生が自分のことを名前で呼ぶように、いい歳したおじさんが
 メールで自分のことを「ワッキー(仮名)」と名乗り、
 「○○嬢は今日も元気にしてますか?」とか
 「今日もお疲れ様。さっき電話したけど、もういないみたいですね」と
 いう返信に困るメール攻勢にへきえきしていると
 女性読者からのメールを受け取ったことがあります。

 ブログや日記並みに、今日あった出来事を書いてきたり、
 頼みもしないのにこちらの体調を心配してきたり…

 仕事に関係のないメールを毎日送ることが、
 その人の日課になっているようです。

 相手の女性にメールを送ることで、
 その人自身は癒されているのかもしれませんが、
 送られる側からすれば迷惑この上なく、ほとんどセクハラ。

 このようなメールに毎回返信することはなく、
 「今週は少々立て込んでおります。返信が思うようにできません。
  ご容赦ください」と伝えて、しばらく放置しておくことです。

 相手にしなくても、しつこくメールを送ってくる場合は
 その相手からのメールを振り分けて、目にしないようにするという強硬策も。

 場合によっては上司や専門部署に相談する方がよいかも知れません。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 あっ! 今日は「九スポ」の日。

『痛いっ! おじさんメール改造講座
      ~ 今さら聞けない大人のメール作法 ~』

 
 第10回のテーマは「あいまいな表現」です。
 誤解や行き違いを避けるために、押さえておきたい表現の工夫とは?
 続きは紙面をお読みくださ~い。

 神垣の連載は……
 「九州スポーツ」では毎週木曜日に
 「東京スポーツ」は一日早く水曜日に
 掲載予定です。

 ぜひ、お読みくださいね!

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今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 疎まれるメール(3)
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                        後出しジャンケン

 疎まれるメール、その三」。
 「あとになって騒ぎだすメール」。

 トラブルや問題が起きてから、騒ぎ出す人がいます。

 それまでの打ち合わせや、確認の際には
 「問題ありません」「OKです」と返事をしておきながら、

 ちょっと問題が起きると、
 「嫌な予感がした」とか「恐れていたことが現実に…」とか
 急に騒ぎ始める人。

 いい歳の大人になっても
 「後出しジャンケン」が好きなおかたはいるものなんですね。

 不安材料や懸念事項があるのなら、事前に意見を出し、
 話し合っておくのが打ち合わせです。

 そのときには黙っておいて、
 自分が不安や問題視していたことが表出したからといって
 後になってあれこれいうのは、問題の解決には全くなりません。

 過去にさかのぼってあれこれあげつらう前に
 「今、どう対処するか」が問題のはず。

 私は、この手の「後出しジャンケン」派にはむかついて、
 反論してしまいがちなのですが、
 メールでそれをしてしまうと騒ぎを増幅するだけなので、
 スルーすることを覚えました。

 問題の解決になる意見や見解だけを注視し、とり合わない。

 メールの場合、感情的になると収拾がつかなくなり、
 無駄にエネルギーを費やすことになります。

 チームやグループでメールのやり取りをしているときも
 うしろ向きな発言や雑音見極め、
 必要な情報や意見だけを取り込むことにしています。

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 【しごび】 の お す す め
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今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 疎まれるメール(2)
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返信を急かす

疎まれるメール、その二。
「返信を急かすメール」。

例えば、「6月21日中に返信をお願いします」と伝えておきながら
同日早々に「提出はまだですか?」「どうですか?」と
メールで催促。

返信や連絡をしようとしているところに、こうした催促メールが来ると
「自分は信用されていないのだろうか」と思えてきます。

「その日中」の指定であれば、相手からの返信を待てばよく
もし、もっと早く返信を求めるのであれば
「6月21日午前中」とか「6月21日13時までに」と
返信期日を知らせておく方が、お互いに安心できます。

私的な携帯メールのやりとりでも
返信が来ないとすぐに「どうしてメールをくれないの?」と
返信を強要するメールはうざったく思われるもの。

メールの返信にも「間合い」はあってよいと思うし
返信期日を重視するのであれば、相手に事前に期日を知らせる配慮が
必要ではないでしょうか。

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今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < 疎まれるメール
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                           自論が長い

 仕事でも、プライベートでも「勘弁して!」と思うメールがあるものです。
 長い、くどい、しょーもない…といろいろありますが、今週は
 疎まれるメールの傾向と対策を考えましょう。

 疎まれるメール、その一。
 「自論を展開し続けるメール」。

 自分の主張や主観を延々と述べるメールは疲れます。
 裏を返せば、客観性がないということでもあります。

 自分のやり方や、自分の職場の慣習に固執し、他社や他の人にとっては
 必ずしも当てはまらないという視点が欠けている。
 
 「それはあなた、もしくはあなたの会社だけなのでは?」と思える内容を
 延々と綴っているので、当然メールも長い。

 このようなメールに同調すると、ますます持論を展開されることになるので
 「そうなのですね」「そうでしたか」とさらっと受け流します。
 相手が長文であるほど、返信はごくあっさりと短く。

 やりとりが続きそうな場合は、
 「ご意見、ありがとうございます。参考になりました」
 とこちらから終わらせます。

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