今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(5)
◆─────────────────────────────────◆
                        巧妙化する迷惑メール

 このメルマガのネタ集めのために
 日々、迷惑メールの件名にも目を通すのですが
 風俗系とか下半身系の件名以外に
 増えていると思うのが、商材販売系です。

 明らかに「それ」とわかる件名なので、判別はすぐつくのですが
 たまに、感心するようなものもあります。
 中には、下記のような質問型も。

  英語で「予定は金曜日に変更になりました」と言うには
  どうすればいいでしょう?

 上記は、実際は改行せずに一行丸ごと件名になっているのですが
 迷惑メールだと分かっていても、つい考えてしまったり…。

 以前はつたないものも多かったのに、
 迷惑メールの件名も巧妙になっていることを実感します。

  連絡願います。
  発送確認

 このようにネットショップに見せかけた紛らわしい件名も多いので
 社名や商品名など、双方が思い当る具体的なキーワードを
 挿入していく工夫が必要です。

 携帯⇒パソコン のメールでは件名が抜けているケースもあり、
 これも迷惑メールにとらえられがちなので
 気をつけましょう。

記事全文を読む

今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(4)
◆─────────────────────────────────◆
                        名前のある件名

 惑わされる件名として、名前入りというのがあります。

  先日はありがとうございました。里中です。

  お世話になります、石山です。

 これらはいずれも迷惑メールにあった件名ですが
 このように姓が書かれた迷惑メールが最近増えています。

 通常は迷うことなくごみ箱行きにするのですが
 家族や親せき、知人の名前と同じだと「もしや」という気持ちから
 まんまと“敵”の手中に。

 妹と知人の下の名前が同じで、どちらもひらがな表記なので
 「○○です。例の件で」といった件名をうっかり開いたことがあります。

 ▼ 名前には社名をセットで
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 件名に名前を入れることは、ビジネスメールのやり取りでも行われていますが
 名前だけでなく社名や部署名とセットにした方が、はっきりします。

 私が仕事でやりとりする相手のメールを見てみると
 二通りのパターンがあります。

 1)件名にカッコ書きなどで社名+名前 
   差出人名は、日本語または英文字のフルネーム

 2)件名には社名や名前なし
  差出人名に、社名+名前

 件名か差出人名に社名があれば、
 佐藤さんや藤井さん、田中さんといった
 同姓が多い場合でも区別がつきやすいです。

 実際、
 同時期に同じ姓の相手からのメールが
 上記の1)でも2)でもなく
 どちらも差出人名が英文字表記の姓だけだったことがあり
 混同しそうになったことがあります。

 メールの使用頻度が高い人は
 1)や2)の配慮があり、

 さらに上級者になると
 相手によって件名の社名・名前の入れ方や
 差出人名も数種用意して切り替えているケースも見られます。

 少なくとも、メールを送信した相手に判別してもらえるような
 工夫は必要ではないでしょうか。

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

 あっ! 今日は「九スポ」の日。

『痛いっ! おじさんメール改造講座
      ~ 今さら聞けない大人のメール作法 ~』

 
 第9回のテーマは「文末の終わらせ方」です。
 すっきりスマートなメールの終わらせ方、できていますか?
 続きは紙面をお読みくださ~い。

 神垣の連載は……
 「九州スポーツ」では毎週木曜日に
 「東京スポーツ」は一日早く水曜日に
 掲載予定です。

 ぜひ、お読みくださいね!

記事全文を読む

今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(3)
◆─────────────────────────────────◆
                        共通事項・共通体験

 迷惑メールと分かっていても、時に「あれ?」と目が留まる件名があります。
 最近、私がまんまと引っ掛かってしまったのが次の件名です。

  【重要】ご注文商品の発送のご案内です。

 ネット通販をよく利用するので、「あれ?」と思い、メールを開いたら
 競馬メルマガの案内でした。

 ちょうどネット通販に注文した商品があったため
 件名につられて、つい開いてしまったのです。同様に

  仮登録中

 という件名にもまんまと…。
 実は、登録申請しているメルマガがあり、その連絡かと思い
 つい開いてしまいました。

 これらに共通するのは「差出人名」が「shop」「magazine」の単語を含む
 英文字になっている点。紛らわしいのです。

 ▼ お互いの行動や認識に直結する言葉で
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 通常なら、反応することはないのですが
 ネット通販で注文したばかり、メルマガやブログの申請をしたばかり
 という自分に思い当る行動があると、反応してしまう…

 ということは、ビジネスメールのやりとりでも
 相手との共通事項、共通体験に基づく件名にすると
 反応を得やすいということでもあります。

「次号広報紙の打ち合わせのお願い」
「24日会議の準備について」
 のように、相手にすぐに伝わる件名を工夫しましょう。

◇─────────────────────────────────◇
 あ と が き
◇─────────────────────────────────◇

 作家・日垣隆さんの有料メルマガ「ガッキィファイター」

 購読料、年間1万円
 読者5000人以上。
 独自配信で、クレジットカードで購入できるシステムです。

 彼のメルマガは
 2002年にクレジット決済を可能にしているので
 日垣さんは、まさに有料メルマガの第一人者と言ってよいでしょう
(まぐまで有料メルマガ配信する場合、4割手数料を引かれますが
 独自配信なら、購読料100%が著者の収入になりますから)。

 彼の場合、
 メルマガだけで、十分な収入があるということは
 お分かりでしょう。

 自分の「媒体」を持っているからこそ、
 媒体の広告主から(仮に)圧力をかけられたとしても
 それに屈せず、真実を書ける
 ということなんです。

 作家・日垣隆に
 私がシビレる理由はここにあります。

 昨年、私が広島からわざわざ東京へ出向いて
 日垣さんの勉強会や読書会に参加したのは
 「それだけの価値がある」人の話を直に
 自分の耳で聞きたかったからです。

 日垣さん主催の勉強会に初めて参加した時、
 「次はない!」」という思いで
 会の後、日垣さんと名刺交換したことが
 このたび、広島で企画した講演会につながりました。

 交通費かけて東京まで行かなくても
 6月25日に、広島で日垣さんの話が聞けるんです。

 ぜひ、多くのかたに
 ご参加いただきたいと思っています。

 ————————————————————–
      作家・ジャーナリストの 日垣隆氏 に聞く
 ————————————————————–
 何が起きるか分からない今・・・「こう考えれば、うまくいく。」 
 ————————————————————–

 ◎日 時 : 6月25日(土)  12:30開場/13:00開始~15:30
 ◎場 所 : 広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)地下1階 
 ◎参加費 : 4500円
 
 ●お申し込み先/ credohiroshima@gmail.com へ
  件名に【6/25イベント申込】と明記のうえ
  氏名、性別、メールアドレス、お電話番号をお知らせください。

 ☆日垣さんの著書はこちら

 「こう考えれば、うまくいく。」(文藝春秋)

 「電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。」(講談社)

電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。
電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。
クチコミを見る

記事全文を読む

今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(2)
◆─────────────────────────────────◆
                        無難な件名に注意

「はじめまして」
「お世話になります」
「メールありがとうございました」

 上記のいずれも迷惑メールにあった件名です。

 差出人名が「みき」とか「きみか」になっているので
 迷惑メールであると、すぐに判断できるのですが
 上記の件名は通常のやりとりでも、よく使うフレーズですよね。

 「無難だから、よく使う」という同じ理由で
 迷惑メールの件名に使われがちでもあるわけです。
 
 上記のフレーズは、メール本文の冒頭で述べればよく
 件名には、用件をズバリと書いた方が
 相手に読まれる確率は上がります。

 「はじめまして」より「セミナー講師のお願い」
 「お世話になります」より「カタログ送付について」
 「メールありがとうございました」より
 「○○へのお問い合わせ、ありがとうございます」
 など、相手が特定できる件名を考えましょう。

 特に、相手へのファーストコンタクトの場合は
 差し障りのない件名よりも、名称や固有名詞、月日などを添えて
 具体性のある件名にした方が目に留まります。

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

 企業の人事、労務の実務に役立つツールと情報満載のWebマガジン
ジンジュール」で連載中!

  ————————————————————-
         【ビジネスパーソン メール術】(5)
  ————————————————————-
 相手をがっかりさせず好印象を与える、断り上手なメール作法
  ————————————————————-

 コピー&ペーストしてすぐに使えるメール文例集はこちら
 

記事全文を読む

今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 件名の留意点
◆─────────────────────────────────◆
                         最近の迷惑メール

 件名「信じていますか?」 差出人「運命」

 差出人名を見て、思わず笑ってしまった迷惑メールの件名が上記です。
 最近では

 「史上最強の副収入!」
 という件名もおかしかったです。

 短いものだけでなく、
「アメリカのネイティブスピーカーのようなライティングも夢ではありません」
 のようにめいっぱい書きこんだ件名の迷惑メールも
 見かけるようになりました。
 
 迷惑メールの多くは、こうした“いかにも”な件名が多く、
 「差出人名」を見れば、さらにそれと分かるので
 すぐにごみ箱行きにするのですが、
 それでも見わけがつかないケースが時折あります。

 件名「お世話になります」 差出人「サポートメール」

 これも迷惑メールによくありがちなパターンですが、
 差出人名をイニシャルや英文字、「田中」「佐藤」のように
 姓だけにしている場合は迷惑メールと間違われやすい件名です。

 迷惑メールもこのように、ごく普通のやりとりに見せかけたパターンが
 増えています。
 気を抜くと、迷惑メールに混同されてごみ箱行きになることも…。

 今週は、最近、よく見られる迷惑メールの件名をもとに、
 件名の書き方の留意点を探ってみたいと思います。

◇─────────────────────────────────◇
 あ と が き
◇─────────────────────────────────◇

 在原業平が恋しい人への想いを
 杜若(かきつばた)の花に託して詠んだ歌から始まる物語…

 水無月の昼下がり、
 能「杜若(かきつばた)」を
 広島で鑑賞しませんか。

 舞台の前に
 「花の精が語る貴公子の許されざる恋」と題した
 演目についての解説もあり
 舞台の後は、和菓子とお茶を楽しみながらの交流会も。

 —————————————-
 ●チャリティー公演『杜若(かきつばた)』
 —————————————-

 と き:6月19日(日)14時 開演
 ところ:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟6階 マルチメディアスタジオ     
 入場料:2,200円(お茶・菓子含)

 詳しくはこちら

                       広島出身の能楽師シテ方
                       山下麻乃さんの舞台です!

記事全文を読む

今週は、相手の心をつかむ言い回しの工夫についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法                   < 添えるとよいひと言(5)
◆─────────────────────────────────◆
                                                                                       「いつまでに」

依頼や誘いを受けたとき、
常に「イエス」と返答できるわけではありません。

ですが、「ノー」と即答するだけの適当な理由が見つからない。
そのようなときは焦って返事をせず

「いつまでにご返事すればよろしいでしょうか?」
と、期日を確認します。

早まって即答し、後悔するより
断るにせよ、引き受けるにせよ、考える時間を少しだけ確保して
きちんと返答すれば、ストレスも軽減できます。

▼ 「いつまでか」こちらから確認も
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「これ、お願い」と仕事の依頼や指示を受けた時も
「いつまでに提出すればよろしいですか?」
と期限を確認しておきます。

「提出」に当たる部分には、状況により「対応」「仕上げ」などに
言いかえるとよいでしょう。

相手から期日の指定がない場合は
「17時までに提出すればよろしいですか?」
と、想定される提出期限を提示し、確認をとります。

このとき「今週中に」「来週早々に」というあいまいな設定にせず
「いつ」「何時」までにとはっきりさせておくと、
後々のトラブルを避けることにもなります。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ(その弐)
◆─────────────────────────────────◆

中国新聞 読者のかたへ

明日、6月11日(土)の
中国新聞夕刊の「でるた」というコーナーに
神垣の随想が掲載される予定です。

父のこと、書きました。

ぜひ、読んでみてください。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む