今週は、2台目のパソコンへのデータ移行についてです。

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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 実録 2台目でメール
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                         双子のパソコン

 ▼ 新しいパソコンでメールをするには…
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 このたび、仕事場を自宅から別に設けるにあたり、パソコンも新しく購入
 しました。

 そこで必要となるのが新しいパソコンへのデータの移動です。メールも今
 まで使っていた自宅用パソコンとほぼ同じ状態で使えるようにしなければ
 なりません。

 そこで今回は、新しいパソコンの「メールができる環境づくり」について
 ご紹介します。パソコン操作は未だ「白帯」状態の私が実際にやってみた
 実録版です。

 パソコンビギナー向けの内容になりますので、既にご存知の方はさらっと
 読み流してくださいね。もっとこういう方法があるぞ! というアドバイ
 スをいただければうれしいです。

 ▼ 移行用の専用フォルダを作成
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 今日はイントロダクションということで、明日以降のメニューをざっとご
 紹介しておきましょう

 < 実録 2台目でメール >
  ・メールアカウントの移行
  ・アドレス帳の移行
  ・メールの整理
  ・2台のPCでメールを共有するには

 新しいパソコンへデータを移行する際には、移行用の専用フォルダを元の
 パソコンに設けておくとなにかと便利です。

 たとえば、デスクトップに「移行用」というフォルダ名で一つ作っておき
 ます。データをその「移行用」フォルダに保存しておき、CD-RやCD-RW、
 USBメモリなどの保存媒体にコピーして新しいパソコンに移すとよいでし
 ょう。

 ちなみに、私のパソコン環境を簡単に説明しておきますと、自宅用のパソ
 コンはOSがWindows Me、新しいパソコンのOSはWindows XP Home Edition 、
 メールソフトはいずれもOutlook Expressです。自宅、仕事場ともADSL回
 線を使用。プロバイダも両者共通です。

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今週は、本来の言葉の意味にスポットを当ててみたいと思います。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法       < 誤りやすい慣用句(5)
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                      その他もろもろ
▼ うっかり使っている慣用句
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
気になる言葉を下記に挙げます。

■「青田刈り」
正しくは「青田買い」。卒業より前に学生の採用を決めることを指しますが、
もともとは収穫前のまだ田が青い時期に米を「買う」契約をすることから来て
います。ちなみに、作物が未成熟のうちに刈り取ってしまうことを「青刈り」
と言います。

■「小春日和」
「春」という字がつきますが、「小春」は陰暦10月の異称。11月から12月上旬
頃の穏やかな天候を指します。

■「怒り心頭に達する」
正しくは「怒り心頭に発する」。怒りの感情が心の中にあらわになる、という
意味なので、「達する」ではなく「発する」なんですね。

■「古式豊かに」
これもうっかり使っていませんか? 正しくは「古式ゆかしく」。「古式」と
は「古来のやり方」の意。「古式ゆかしく」とは、古来のやり方に懐かしさを
感じ、昔を偲ぶ様を表しています。

■「従来から、従来より」
「従来」はそれだけで「以前から今まで」を指すため、「から」「より」は不
要。同様に「古来から」「かねてから」も「から」は不要です。正しくは「古
来」「かねて」。

▼ 個人的に気になる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最後に、個人的に気になる言葉を。

■「のたまわる」
正しくは「のたまう(=おっしゃる)」。本来、「言う」の尊敬語にあたります
が、今ではちょっと冗談めかして相手の言動を指すような時に使われています。
意味そのものを取り違え、雰囲気で誤用されているケースが多く見られます。

面倒でも、今一度、辞書をひいて言葉の意味を確認してみることはとても大切。
使い慣れている言葉ほど、見直してみませんか?

※参考資料「朝日新聞の用語の手引」

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今週は、本来の言葉の意味にスポットを当ててみたいと思います。

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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 誤りやすい慣用句(4)
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                          混用

▼ 気づきにくい意味の混用
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
似たような言葉との区別があやふやになり、混同して使っているケースも
よく見られます。

例えば、「二の舞いを踏む」は「二の足を踏む(=ためらう)」との混用。
「初舞台を踏む」「場数を踏む」など「踏む」から、人と同じ過ちを繰り
返す意の「二の舞」に混同されがちです。

▼ 意味の取り違え
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ほかにも混用しやすい慣用句を挙げてみました。いずれも、何気なく使っ
ている言葉が多いです。

■「水かさが高い」
「かさ高い(=かさばる)」をそのまま水量を表す際にも使用してしまい
がちですが、本来は「水かさが増す」と表記します。「水位が高い」との
混用と思われます。

■「汚名挽回」
「名誉挽回」と混同した例。「挽回」とは、失ったものを取り戻すこと。
この場合は「汚名返上」となります。

■「熱にうなされる」
「夢にうなされる」との混用。悪い夢を見て、眠ったまま苦しそうな声を
立てるのが「うなされる」。熱に苦しむ状態は「熱にうかされる」と表記。

■「離発着」
正しくは「離着陸」。「発着」と「離陸」を混同してしまった例でしょう。

※参考資料「朝日新聞の用語の手引」「デジタル大辞泉」

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今週は、本来の言葉の意味にスポットを当ててみたいと思います。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法    < 誤りやすい慣用句(3)
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                          重言

▼ 重なっていませんか? その言葉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
重言と書いて「じゅうげん」。

「違和感を感じる」「馬から落馬する」など、同じ意味の語を重ねた言い方を
メールにも書いていませんか? 例えば…
1) 沿岸沿い
2) 炎天下のもと
3) 貯金を蓄える
4) 犯罪を犯す
5) 平均アベレージ

いずれも漢字の意味を理解していれば、重言ということに気づきます。
順に解説していきましょう。

▼ 意外と使っています
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1)沿岸沿い
「沿岸」は、海・川・湖などに沿った部分を指すので「沿い」は不要。

2)炎天下のもと
そもそも「炎天下」が「炎天(夏の焼けつくような天気)のもと」という意味
なので「もと」は不要。

3)貯金を蓄える
金銭をためるのが「貯金」。意味が重なる「蓄える(貯える)」は不要。この
場合、「貯金する」と表記。

4)犯罪を犯す
罪をおかすことが「犯罪」なので「犯す」は不要。「罪を犯す」と表記。
「~の立場に立って」という表記も違和感を覚えます。

5)平均アベレージ
「平均」も「アベレージ」も同じ意味なので、どちらか一つを使用すればよい。
「一番ベスト」とか「川沿いのリバーサイド」とかも同類ですね。

「射程距離に入る」というのも実は重言。
射程の「程」は「距離」を意味し、「射程」と「距離」は意味が重なるため、
「射程内に入る」と表記します(「朝日新聞の用語の手引」から)。

ちなみに、重言には「堂々」「各々」など、同じ字を重ねた熟語(畳語)とい
う意味もあります。

※参考資料「朝日新聞の用語の手引」「デジタル大辞泉」

 

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今週は、本来の言葉の意味にスポットを当ててみたいと思います。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法    < 誤りやすい慣用句(2)
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                       漢字の間違い

▼ その漢字でいいですか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
突然ですが、クイズです。下記の言葉の間違いはどこでしょう?

1) 袖すり合うも多少の縁
2) 激を飛ばす
3) ぬれ手で泡
4) 歯に絹着せぬ
おまけ) フリーの客

メールでも使うことのある慣用句ですが、案外、文字の間違いに気づかないま
ま使用していませんか? 正しくは次のようになります。

1) 袖すり合うも多生の縁
2) 檄を飛ばす
3) ぬれ手で粟
4) 歯に衣着せぬ
おまけ) ふりの客

▼ 本来の意味を要チェック!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1) 袖すり合うも多生の縁
「多生」とは、仏教用語で「多くの生を経ること」。道で人と袖を触れあうよ
うなちょっとしたことでも、多生、すなわち前世からの因縁によるものだ、と
いうのが本来の意味。ちなみに「多生」は「他生」、「袖すり合うも」は「袖
振り合うも」「袖触れ合う」とも書きます。

2) を飛ばす
「檄」は檄文の檄。「自分の主張や強く訴え、広く決起や同意を促す文書」を
意味します。「激励」の「激」ではありません。

3) ぬれ手で
「濡れた手で粟をつかめば粟粒がたくさんついてくるように、骨を折らずに多
くの利益を得ること。やすやすと金もうけをすること」が本来の意味。バブル
の「泡」ではなく「粟」なんですね。ちなみに漢字の栗と間違えないように。

4) 歯に着せぬ
「きぬ」はシルクの「絹」ではなく、衣服を指す「衣」。歯にころもをまとう
ことなく「思ったとおりをずけずけと言う」意味です。

おまけ) ふりの客
本来、「ふり」とは「紹介や予約なしで来る、なじみでない客」を意味します。
似たような音のフリー(自由な)と混同しやすいですが、別物です。

今さら……という感もなきにしもあらずな常識的な慣用句をピックアップして
みました。PCで入力すれば自動変換されるので、間違うことも少ないのかもし
れませんが、言葉からくるイメージでつい思い違いをしているということも…。
気になる言葉は辞書をめくって今一度確認してみましょう。

※参考資料 共同通信社「記者ハンドブック」「デジタル大辞泉」

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【しごび】 の お 知 ら せ-1
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上記の記事がまぐまぐニュースで紹介されました。

▼【クイズ】「ぬれ手で泡」「激を飛ばす」間違いが分かりますか?

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                    言葉にまつわる誤解

▼ エピソード1:おあつらえむき
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
パンフレット用のコピーを提出した際、若い担当者から投げかけられた質問。

「おあつらえむきって、一般的な言葉ですか?」

「えっ?」と一瞬言葉につまりましたが、私より15歳は若いその担当者の
“辞書”には「おあつらえむき」という言葉はなかったようです。

「おあつらえむき・あつらえむき」とは、注文どおり、希望どおりであること
や、そのさまを指します。

「あつらえる」という言葉を知っていれば、イメージできる言葉ですが、もは
や若い世代には「あつらえる」という行為自体がすでに未知のもの? そう実
感した出来事でした。

▼ エピソード2:大部
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
次は、私が言葉を知らなかったケース。

社内報の仕事で、先方から受け取った原稿に「大部なので読むのも大変だが…」
という一文がありました。

紙数が非常に多い本なので、読了するのに時間を要す、という意味で使われて
いたのですが、私はてっきりは「大部」はタイプミスと思い込んでいました。
それまで「大部」という言葉を知らなかったのです。

先方に「ここは“厚い本”の間違いでは?」と何度かメールしても返事はなし。
辞書で調べて、初めて言葉の意味を知ったときは穴があったら入りたい心境で
した

言葉の本来の意味や用法。知らないよりは知っておくほうがいい。普段何げな
く使っている言葉に「ちょっと待った」をかけ、今一度見直してみましょう。

 

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