今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 固有名詞の間違い
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人名の勘違い

年度が変わり、新しい職場で
人との出会いも新たに増える時期です。

初めて会う人、初めて名刺交換する人、
初めてメールのやりとりをする人も
いることでしょう。

そんなとき、気を付けなければならないのが
人の名前の表記です。

最近、私がうっかり入力ミスをしそうになった人名に
「ひょうご」さんという姓の方の表記があります。

「兵後」という表記なのに
パソコンの漢字変換のまま
うっかり「兵庫」と入力してメール送信していないか、
後で気がつき、ひやりとしました。

また、
「篤子」と書かれた名前を見て
てっきり「あつこ」さんと思っていたら、
実際は「とくこ」さんだった
ということも。

人名はこのように、漢字の読みと表記が多様で
勘違いしたまま言ったり、書いたりすることがあるので
注意が必要です。

人名に限らず、地名や社名などの固有名詞は
それぞれに意味やこだわりがあり、
特別な読みや表記にしているケースが多くあります。

間違えたまま使わないうようにするため、
今週は事例を挙げながら対策を考えていくことにしましょう。

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【しごび】 か ら お 知 ら せ
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メールマガジンで取り上げた記事が
「まぐまぐニュース」で紹介されました。

▼【メール作法】相手の文を引用するのは失礼? 専門家に聞いてみた

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今週は、悪質メールに見るメールの書き方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法         < 怪しまれないメール対応 >
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                        怪しいメールとは?

 「備品発注依頼書の送付」
 「12月報告書を送りますので」
 「同窓会の開催日時について」
 「写真ご送付いただきましてありがとうございます」
 「出品者から『非常に良い落札者』と評価されました」

 上記は1月中に受け取った
 迷惑メールの件名です。

 仕事で使わないアカウントに送られてきたものだったので
 全て迷惑メールと判断できましたが、
 「備品発注依頼書の送付」とか、
 「写真ご送付いただきましてありがとうございます」という
 件名は、客先や仕事絡みの相手からかも……
 と迷うところでした。

 「発注書」
 「注文請書」
 という件名も多く、
 非常に紛らわしいです。

 このような記事もあり、
 ビジネスパーソンに向けた迷惑メールが
 増えている模様。

 ▼ビジネスマンだからだまされる? 
 偽発注書から偽サポートまで巧妙化する悪質メール&サイト
 

 こうした怪しい件名の迷惑メールには
 決まってウイルスが格納されたZIPファイルが添付されています。

 心当たりがあるように見えても
 絶対に添付ファイルを開かないことです。

 件名が紛らわしくても
 「差出人」をチェックすれば、
 判断がつきます。

 差出人名がきちんと日本語で書かれてない上に
 アドレスがフリーメールのアドレスだったり
 「info@」以降が明らに社名でないドメインだったり
 すれば、客先を装った偽メールです。

 件名一つとっても
 巧妙化している迷惑メール。

 今週は、こうした迷惑メールを元に
 相手に怪しまれないメール対応のポイントを
 紹介していきます。



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 【しごび】 の お 知 ら せ 
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 まぐまぐニュースに先週のメルマガ記事が紹介されました。


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今週は、あれ?と思う敬語の使い方を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(2)
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                「詳しいお話をお聞きになられたい方」

今週は、こうしたらもっとしっくりくるのでは?
という敬語の使い方について取りあげています。

————————————————-
求人について、詳しいお話をお聞きになられたい方は、
こちらのアドレスへご連絡ください。
————————————————-

上記は、ある店舗のスタッフ募集に関する案内メールです。

尊敬語が相手ではなく店側に使われていたり、
敬語が重ねて使われていたりして、まとまりがありません。
整理してみましょう。

求人についての話をするのは店舗側なので
「詳しいお話」の「お」は不要です。

「お聞きになられたい方」も
「聞く」の尊敬語は「お聞きになる」なので、
「お聞きになりたい方」とするのが適切です。

したがって、下記のように書き換えることができます。
————————————————-
求人について、詳しい話をお聞きになりたい方は、
こちらのアドレスへご連絡ください。
————————————————-

さらに整えて、文意を分かりやすくると……

—————————————————————
求人についてのお問い合わせは、こちらのアドレスへご連絡ください。
改めて詳細をお知らせいたします。
—————————————————————

一度、正しい敬語に書きかえてから
結論を先に書く文章に書き直しました。

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年末年始のあいさつをテーマに、
気をつけたいポイントを挙げています。

▼「新年あけましておめでとうございます」このメール何が間違い?

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今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を紹介します。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < 大和言葉の活用(2)
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                          「かえすがえす」

今週は、ビジネスメールにも使える
大和言葉の言い回しを紹介しています。

あのとき、ああしていればよかった
と、過ぎたことが強く悔やまれる。

そんな時に用いる大和言葉が
「かえすがえすも」
です。

例)もっとよく話し合っておくべきだったと
かえすがえすも残念でなりません。

ある動作を繰り返すことを指す「かえすがえす」に
助詞「も」を付け加え
「かえすがえすも」と用いることが多く

何度も思い返して、結局、一つの考えや思いに行きつくこと、
心からそう感じている様を表します。

同じ意味の言葉としては
「つくづく」
「心から」
があります。

似た言葉に
「重ね重ね」
があります。

これは
同じようなことが何度も繰り返される様を指し、
自分の心情の深さを相手に伝えようとするときに用います。

例)重ね重ねお詫び(お礼)申しあげます。

「幾重にも」
「重々」
「くれぐれも」
と言い換えることができます。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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まぐまぐニュースに先週のメルマガ記事が
紹介されています。

わたし自身も間違えたまま覚えていたので
取り上げてみました。

 ▼実は多くの人が知らない、「奇特」と「琴線」の正しい意味

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今週は、慣用句の意味について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 本来の意味(5)
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その他の間違いやすい慣用句

今週は、慣用句の本来の意味について
取り上げてきました。

文化庁の平成27年度「国語に関する世論調査」で
取り上げられていたその他の慣用句には

「確信犯」
「名前負け」
「愛嬌を振りまく」
「そうは問屋が卸さない」

があります。

「確信犯」についてはバックナンバーの
気になる言葉< 読者からの質問(4)>VOL.685 で取り上げています。

「名前負け」
○ 名前が立派すぎて、実物が見劣りすること
× 名まえを聞いただけで気後れしてしまうこと

「愛嬌を振りまく」
= 好感の持てる言動や表情をすること

「愛嬌」は、その人の身に備わっていて、言動や顔つきにも自然と現れる
親しみやすいかわいらしさを指します。
対して「愛想」は、人に良い感じを与えるために示す態度や動作のこと。
「振りまく」に呼応するのは「愛想」ではなく、「愛嬌」です。

「そうは問屋が卸さない」
= そんな安値では問屋が卸売りしない、
物事がそんなに具合よくいくものではないという例え

問屋(とんや)とは、卸売商のこと。
卸売りを専門にするのが問屋ですから
「そうは問屋が卸さない」という例えが生まれました。
そう考えると「そうは問屋が許さない」は間違いと分かります。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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まぐまぐニュースに今週前半のメルマガ記事が
紹介されています。

わたし自身も間違えたまま覚えていたので
取り上げてみました。

「まぐまぐ!ニュース」でこの記事が取り上げられました。

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今週は、不確かな情報を伝達しないための心得についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 正確な情報の伝え方
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                        「いつ」の情報か?

 ビジネスメールの目的は
 早く、正確に情報を伝えることです。

 しかし、スピードを重視するあまり、
 不確かな情報、あいまいな情報をきちんと確認しないまま
 伝達してはいないでしょうか。

 メールには「CC」という複数の人に一斉に送信できる同報機能や
 人からのメールを簡単に「転送」できる機能もあるので
 情報を拡散するのはたやすいですが

 だからこそ、
 噂や憶測、根拠のない情報をうのみにして
 そのまま広げるのではなく
 自分で“裏をとる”“確認する”作業が必要です。

 正確な情報を伝える際に
 気をつけることの一つが
 それは「いつ」の情報か、ということ。

 災害時には様々な情報がメールだけではなく、
 ツイッターやフェイスブックなどのSNSでも大量に流れてきますが、
 過去の情報がいつまでも拡散し続けられている、ということが
 起っていました。

 1週間前のメールと今日のメールでは
 状況が変わっていることの方が圧倒的に多いです。

 メールを受け取る時も、送るときも
 情報の鮮度を気に留めておきましょう。

 メールでやり取りする際も
 「9月5日の時点で、こういう状況です」
 のように日時を明記すると、目安になります。

 今週は、メールを送る時、受け取る時
 正確な情報を伝達するために
 どんなことに気をつければよいかを考えていきましょう。

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 ビジネスメールでうっかり間違いやすい敬語の使い方について
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