今週は、ラオス旅行の様子を特別編としてお伝えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < ラオス旅行記-2 >
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ルアンパバーン編
7泊9日のラオス旅行で、その大半を過ごしたのが
古都ルアンパバーンでした。
首都ヴィエンチャンの北、国内線で45分ほどのところにあります。
旅の最大の目的、LAODI訪問を果たしたわたしに、
ルアンパバーンでこれといった目的はなかったのですが
好奇心旺盛な旅のリーダー花井さんに付いて
朝市やナイトマーケット巡り、
メコン川クルーズや郊外のクワンシーの滝ツアー観光などで、
わちゃわちゃしているうちに、時はどんどん過ぎていくのでした。
ルアンパバーン滞在の最終日
とにかく一人ぼっちになる時間を確保したかったわたしは
メンバーにお願いして、1日だけほっといてもらうことに。
わたしが一人でしたかったこと
それは絵を描くことでした。
何か描こうと小さなスケッチブックと鉛筆、
それを削るナイフも持参していたのですが
ふらふら描くものを探してほっつき歩いているうちに
気がついたら
竹橋が架かる川の支流を望めるカフェでビール飲んでました。
席からは、
川の砂地で海パン姿で遊ぶ少年たちが数人
そのほとりで、小さなボートに乗って魚とりの網を投げる人
のどかで、懐かしい風景が見えました。
しか~し、わたしにそれを描写するだけの画力はなく(すでに飲んでるし)
トライするも失敗。
仕方がないので、座っている席の目の前にあった
デッキの飾りを描いて、スケッチ終了。
やはり慣れないことをするものではないと反省し、
最後にもう一度写真でも撮って席を立とうと
iPhoneを探すと、バッグごとない。
さっき、トイレに行ったときフックにバッグを掛けたままだったことに気づき
急いでトイレに行くと、もはやバッグの影も形もありませんでした。
青ざめて、店の人に確認しようとカウンターへ向かうと……
数人の若い男性の店員さん達が集まって
わたしのバッグを手に、何やら相談しているところでした。
あ~、良かった。
彼らもわたしが持ち主と気づき、事なきを得ました。
もう、ビール買って部屋で昼寝でもしよう、と
ホテルへ。
いつもナイトマーケットの帰りに立ち寄る商店には
よく冷えたロング缶のビア・ラオ(現地のビール)があるので
買いに行くと
30代前半の男性店主が
「あんた、夕べも来たけど、昼間も来るんかい」という
呆れたような笑顔でロング缶を渡してくれました。
ルアンパバーンで印象的な風景は幾つかありますが
何より印象的だったのは「人」。
最初は皆、怒っているように無愛想ですが
何度か顔を合わせ、慣れてくると
にこりと満面の笑みを返してくれます。
最初に笑顔がないのは怒っているわけでなく
はにかんでいるから、と知り
一気に親近感がわきました。
そうそう、そうだよね。
今となっては世界の誰一人として(家族さえも)
わたしが人見知りの激しいシャイガールだったことを信じる人はいませんが
元・はにかみ少女のわたしにはその感じ、とってもよく分かる。
はにかみの国ラオス。
店もマーケットでも、買え買えという押しが強くなく
どこかのんびり。
やる気がないといえばやる気がないのですが、
日中は暑いし、それでいいじゃん、とも思えます。
根がぐうたらなわたしには
そんな雰囲気も心地よく映ったのでした。
また行きたいな、ラオス。
旅の終わりに、空港の手荷物検査で足止めをくらいました。
鉛筆を削るために持参していたナイフをリュックに入れたままにしているの
忘れてました……。
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【しごび】 の お 知 ら せ
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「書けるいい女」になりましょう。
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大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」講座
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日 時 3月13日(火) 19:00~
場 所 書道サロン 優書会
(広島市中区本川町2丁目4-8 田室ビル303)
参加費 4000円(材料費込み)※持ち物不要
★前納の場合は 3000円
▼お申し込み方法は・・・
件名「一筆箋講座」として
お名前と当日連絡がつくメールアドレスを
kamigakiss@gmail.com
まで、お送りください。
こちらから申し込み受付のメールの送付で、正式受付完了です。
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あ と が き
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今回の旅のリーダー、花井綾美さんは
広島県下初のシニア野菜ソムリエ。
年に3度は海外ヘ飛び、
各地の市場巡りや現地の畑、食生活を探訪しています。
国の内外問わず、旅といえば朝からビール・ラバーで
さしてテーマもなくぶらぶらダラダラしている
わたしとは大違い。
そんな花井さん、実は元コピーライター。
広島の広告業界がもっとも華やかで勢いのあった時代に
トップランナーとして活躍していた
業界の大先輩なのです。
シニア野菜ソムリエとして
「食べ、作り、旅する女」である以前に
花井さんが「元祖・書ける女」であることを知っているわたしは
これまで彼女が食をテーマに訪れた世界各地のことを
ぜひとも本にしてほしいと思っていました。
その願いが今年5月にかない、出版されます。
実に3大陸、13カ国を訪問した食の旅行記。
5月13日、花井さんの誕生日に出版予定で
今、着々と完成に向かっていますので
おいおい詳細お知らせしますね。
お楽しみに。
本の企画・編集を神垣が担当。
女性を口説いたのはこれが初めての経験でした。