「書き方ひとつ」でこんなに違うメール作法です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 書き方ひとつ(3)
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                 好感度がアップする書き方

▼ 自分の都合はこの際、置いといて…
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催促のメールって難しいものです。特に支払いの催促。下記のメールは、原稿
料の振込みについての催促メールの例です。

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先月分のお支払いの件ですが、
その後、どうなりましたでしょうか。
当方、今月はあれこれと支払いが重なっていますので、
なるべく早くお振込みいただけると助かるのですが。
よろしくお願いいたします。
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こういう状況、確かにあります。待っているのに振込みがない。

上記のメールの場合、振り込みの確認だけに終わらず、自分の都合まで書いて
しまっています。「早く払ってよ」という気持ちの表れとは言え、支払いが重
なっているという自分の都合を盾に相手を責めると、気まずさしか残りません。

▼ 急がばまわれ。まずは、相手の状況確認から
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○月○日以降、送金が確認できておりません。
恐れ入りますが、次回の送金日をお知らせいただけますでしょうか。
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送金がない、という状況に直面すれば、支払いの催促は当然の行為ですが、
一方的な抗議口調ではなく、「いつから送金が確認できてない」「月の送金が
いつになるのか」と具体的に月日を挙げて事実確認していきます
(有無を言わさず督促を要する場合はこの限りではありません)。

▼ 感情的は抑えて、冷静に
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支払いに限らず、仕事の催促などでも、「一体どうなってるの?」と先走る感
情を一旦抑え、まずは相手の状況確認から。

「先日依頼した原稿の進行状況はいかがですか?」
と、相手の状況を打診した後、

「○日までにご提出いただけると助かります」
「日時をご指定くだされば、受け取りに参ります」
と、具体的な提出期限をこちらから示していけば、ずるずると引き延ばされる
事態をくいとめることができます。

どんな状況でも、モノは言いよう。感情的にならず、スマート&スムーズ
にことが運ぶような持っていき方を工夫したいですね。

そして、自分が催促される側であれば、遅れそうなときは事前にひとこと知ら
せることも大切です。

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