印象を変えるひと言の違いについての最終回です。

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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < ひと言の効用(5)
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                             肯定表現

 ▼ 否定か、肯定か
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 率直であることは大切ですが、あからさまな表現は時として人を傷つけま
 す。

 たとえば、相手は知らないかもしれない。
 そんな時、あなたはどう尋ねますか?

 「ご存じないでしょうが」

 「ご存じかも知れませんが」

 前者のように、はなから「知らない」ものと断定的に言われると誰だって
 おもしろくありません。「知らないだろうが」という否定の推測で話を進
 めるより、「知っているかもしれない」という肯定の推測から話を進める
 ほうが、相手も受け入れやすいです。

 このように同じ意味合いでも、否定的に表すか、肯定的に表すかで相手に
 与える印象は変わってきます。

  それは違います       ⇒ そういう考え方もありますが…
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 ▼ プラスにスイッチ!
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 人の心は多面体。

 プラスの感情、マイナスの感情、誰もがその両方を併せ持っています。時
 と場合、相手によってその比率が変わることもあるでしょう。

 ですが、せめて人と接する時はマイナスよりはプラスの感情が占める割合
 を多くして向き合いたいものです。

 メールのやりとりでも、対面で話をする時でも、愚痴の多い人や後ろ向き
 志向の人は敬遠されれます。一方、ネガティブな言葉を投げられてもさわ
 やかに切り返せる人は素敵です。

 ものは言いよう。賢く言い換えるワザを身につけたいですね。

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