印象を変えるひと言の違いについての最終回です。
◆────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < ひと言の効用(5)>
◆────────────────────────────◆
肯定表現
▼ 否定か、肯定か
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
率直であることは大切ですが、あからさまな表現は時として人を傷つけま
す。
たとえば、相手は知らないかもしれない。
そんな時、あなたはどう尋ねますか?
「ご存じないでしょうが」
「ご存じかも知れませんが」
前者のように、はなから「知らない」ものと断定的に言われると誰だって
おもしろくありません。「知らないだろうが」という否定の推測で話を進
めるより、「知っているかもしれない」という肯定の推測から話を進める
ほうが、相手も受け入れやすいです。
このように同じ意味合いでも、否定的に表すか、肯定的に表すかで相手に
与える印象は変わってきます。
それは違います ⇒ そういう考え方もありますが…
この資料は貸し出し禁止です ⇒ この資料は館内でご覧ください
車で来ないでください ⇒ お車での来社はご遠慮願えませんか
おしゃべりな人 ⇒ 話題が豊富な人
混んでいる ⇒ 賑わっている
▼ プラスにスイッチ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人の心は多面体。
プラスの感情、マイナスの感情、誰もがその両方を併せ持っています。時
と場合、相手によってその比率が変わることもあるでしょう。
ですが、せめて人と接する時はマイナスよりはプラスの感情が占める割合
を多くして向き合いたいものです。
メールのやりとりでも、対面で話をする時でも、愚痴の多い人や後ろ向き
志向の人は敬遠されれます。一方、ネガティブな言葉を投げられてもさわ
やかに切り返せる人は素敵です。
ものは言いよう。賢く言い換えるワザを身につけたいですね。