今週は、すっきりスリムなメールの書き方を伝授します。

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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールのダイエット(2)
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接続語を省く!
▼ 新聞が読みやすい理由
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新聞記事を読んでみてください。

「接続詞」がほとんど使われていないことに気づきませんか?

あっても、せいぜい「ところが」「つまり」くらいでしょうか。「そして」
「だから」といった接続詞は新聞にはほとんど登場しません。接続詞を多
用すると文章がまどろっこしくなり、すっきりしないからです。

スリムな文章は歯切れのよい文章でもあります。接続語の多用を避け、セ
ンテンスは短めに。

「ので」「が」「ため」など、接続助詞も同様です。

「このため、△△△していましたが、□□□になったので…」と一文がだ
らだらと続いていくのは読みづらく、疲れます。接続助詞も多用は禁物。

▼ 使うより、省く!
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接続詞や接続助詞は、つい使ってしまいがちですが、省いても十分意味は
通じます。

「また」「および」「そして」などは省略しても意味が通じる接続詞です。
「このため」「~のこと(もの)」という接続助詞も重ねて使わないほう
がスッキリします。

メールを書き終えたら、無駄な接続語がないか注意して読み返してみましょ
う。きっと、一つや二つは省略できる語があるはずです。

最近、メールでよく目にするのが単独で使われる「なので」。

前文を受けて「そういう理由で」「その結果」に代わる言葉として、後の
文章とつなげる時に使われているようです。

便利ではありますが、略した言葉にかわりなく、使うのは内輪に留めてお
くほうが無難でしょう。ビジネスメールに使うなら、「ですから」と言い
換える方が好ましいですね。

余談ですが…。
編集プロダクションに勤務時代、新聞社の就職情報誌の原稿を担当してい
たことがあります。その時、この「接続語抜き」の洗礼を受けました。
新聞社に提出した原稿は、接続語にことごとく「赤」が入って戻ってくる
のです。このときに鍛えられたおかげで、不要な接続語を使わない書き方
が身につきました。慣れるまで大変でしたけどね。

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