今週は、メールで差がつく言葉遣いについてです。◆────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法    < ビジネス用の言い回し(3)
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                       承諾の定型句
▼ 依頼されたら…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手からの頼みをごとを引き受ける時、「いいですよ」でも意思は十分伝わり
ますが、「承知しました」と返せば、より丁寧で感じが良いです。

依頼を引き受けるときの定型句としては、ほかにも
「承りました」
「かしこまりました」
がありますね。

「分かりました」「分かっています」も「承知しました」「承知しております」
と言い換えられます。「承知しました」の次に「すぐに(あるいは、○○まで
に)対応いたします」といったひと言を添えてもよいでしょう。

▼ 意識するか否かで変わる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このような丁寧な言い回しは、咄嗟にはなかなか言いにくいもの。意識して
繰り返し使ううちに自然と出てくるようになります。

会社員時代、先輩が客先への電話で「承知しました」と受け答えをしている
のがスマートで印象的でした。自分もあんなふうに返せるようになりたいと
思い、意識して使うようになりました。

人から言われて感じが良い言葉は真似したくなるもの。受付やホテルスタッ
フの対応も参考になります。丁寧な言葉づかいは、相手への敬意を表し、自
分の品位を示すもの。身近なところから少しずつ身につけていきましょう。

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今週は、メールで差がつく言葉遣いについてです。

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仕 事 の メ ー ル 作 法    < ビジネス用の言い回し(2)
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呼び方の問題

▼ 会社名だもの、きちんと
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
広島弁では自分の家のことを「うち」「うちとこ」などと言います。

家庭だけでなく自分が所属する会社や組織のことも身内意識から、つい
「うち」と言ってしまいがち。自社や相手の会社を指す言い方には次のよ
うなものがあります。

うちの会社  ⇒ 当社、弊社、私ども(の会社)

そちらの会社 ⇒ 御社、貴社、○○社様(相手の社名を言う)

相手の社名に付く「株式会社」「有限会社」は、(株)(有)と略さず書
くほうが好ましいです。もっとも、頻繁にやりとりする客先に対しては、
「株式会社」「有限会社」を書かず直接社名と担当者名、担当名のみとい
うことも多いですね。

▼ 悩める役職
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
敬称を書く時の目安は…

・企業・官庁・団体などの組織に宛てる場合 → ○○御中

・役職のある相手 → 経理部長○○様
※「部長」とするか「部長様」か迷う場合は、「役職+相手の名+様」
とすると無難
※先生の呼称がすでに定着している職種(医師、士業など)の相手には
敬称として「先生」を用いることも多い

・同僚や役職のない相手 → ○○様、○○さん

・同一の内容を複数の相手に発信する場合 → 各位
※各位の後に「様」は不要。できれば、各人宛てに宛名を書く方が丁寧

名前に関して言えば、間違えるのも失礼ですが、名前を書かない(対話の
場合は言わない)のも感じが悪いものです。

メールでも要所要所に相手の名前を書くようにすると、問いかけている感
じが出せます。MLで複数の人がメールをやりとりする場合も、用件ごとに
まず相手の名前を書いてから伝えるようにすると分かりやすいですね。

余談ですが…
女性が自分より年下の男性を「くん」付けで呼ぶのが好きになれません。
だから私は、若い男性に対しても「さん」で呼び、メールにもそう書きま
す。逆もしかりで、役職や年齢が上でも「神垣さん」と普通に呼んでくだ
さる客先の男性が私は好きですね。

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今週は、メールで差がつく言葉遣いについてです。

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仕 事 の メ ー ル 作 法      < ビジネス用の言い回し
◆────────────────────────────◆
公私の使い分け

▼ 言葉を改めると気持ちも…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
話すように書くと親しみ感の増すメールですが、ビジネス上のやりとりで
は場をわきまえて少し改まった書き言葉にすると好印象が残せます。

言葉遣いもTPOに合わせて使い分けると、好感度もアップ! 電話や対面
での会話にも応用できるので、ほんの少し、日常の言葉遣いを意識してみ
ませんか。

身近に使う「きのう」「きょう」も

きのう ⇒ 昨日(さくじつ)

きょう ⇒ 本日

漢字に変換すれば一緒ですが、ほんの少し改まった感じがしますね。

▼ 言葉のいずまい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
会話調のままつい使ってしまいがちな「ちょっと」や「さっき」も丁寧に
言い換えると…

回答はちょっと待ってもらえますか ⇒ 回答は少しお待ちいただけ
ますか

さっきはどうも ⇒ 先程は失礼いたしました

「どうも」も曲者。これひと言でつい済ませてしまいがちですが…

いつもどうも  ⇒ いつもお世話になっております

どうもごぶさた ⇒ ご無沙汰しております
お久しぶりです

好きな言葉に「いずまいを正す」があります。姿勢や態度、着物の襟元を
正し、気持ちをしゃんと切り替える時に使う言葉です。

言葉遣いも時と場合に応じて、いずまいを正すことを意識すれば、“仕事
美人”に一歩近づけそうです。

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今週は、メールを送る前に注意するポイントをご紹介します。

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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メール送信前チェック!(5)
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添付ファイル

▼ 肝心のファイルがないメール
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
どなたも一度や二度は経験あると思います。添付のし忘れ。

添付するファイルをうっかり忘れてメール送信。添付し忘れなら、まだ送
信しなおせば済みますが、別のファイルを誤って送ってしまった時のやり
きれなさは言いようがありません。

送信前には、添付の有無の確認と、添付ファイル名のチェックを。

ファイル名を混同しないで済むように、日付を入れたり、通し番号を記
述してひと目で見分けがつくようにしておくことも大切ですね。

シートが複数あるExcelファイルの場合、余計なシートまで送らないよう
に事前にチェックを。

▼ 互いの容量の確認も
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
添付し忘れも注意が必要ですが、添付ファイルの容量上限も送信前に確認
しておきましょう。

送信先が受け入れる容量を制限している場合、容量を越えるファイルを添
付したメールははじかれて、きちんと相手に届きません。互いのメール環
境の確認が必要です。

送信した相手にスパムメールと間違われないよう、件名に(添付あり)と
添えておくのもよいでしょう。

添付の有無にかかわらず、送信前には慌てず騒がず内容にもう一度目を通
し、確認してから送信する習慣をつけましょう。

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今週は、メールを送る前に注意するポイントをご紹介します。

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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メール送信前チェック!(4)
◆────────────────────────────◆
個人情報

▼ メールは見られている!?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ハガキには手紙ほど込み入った内容は書きません。書くスペースに制限が
あるということもありますが、自分と相手以外の人の目に触れる可能性が
あることを意識するからです。

メールも同じ。つい、忘れてしまいがちですが、メールは第三者の目に触
れる可能性のある伝達ツールです。

ですから、他人に読まれて困るような内容は書かないのが得策。

たとえば、クレジットカードの番号やパスワードなど、人に知られては困
る情報は安易にメールしない方が良いでしょう。

▼ メールは「伝える」手段
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールやハガキは、「語る」より「伝える」ことに重心が置かれた伝達手
段。

重要な個人情報を自分で守る意識も必要です。トラブルの元を断つために
も、プライバシーに関わる内容を書くのはできるだけ避けたほうがいです
ね。

悪口陰口も同様。メールは既成事実として残ります。

送信する相手以外の人に見られても問題のない内容か、もメール送信前の
チェックポイントの一つです。ハガキに書けない内容はメールにも書かな
いことが一つの目安ですね。

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仕 事 の メ ー ル 作 法    < メール送信前チェック!(3)
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                     アドレスの入力

▼ アドレスは正しく
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手から来たメールには、「返信」や「全員へ返信」をクリックすれば、
自動的に相手のアドレスに送信できます。

けれど、初めてメールを出す相手にはアドレスを入力しないといけません
よね。アドレスは一字違うだけで、エラーで戻ってきて送信できません。
名刺交換した相手に初メールを送るような時は入力に注意を。

すでにご存知の方も多いと思いますが、アドレス入力の基本を今一度。
入力は半角英数で。アドレスにたまに出てくるアンダーバー「 _ 」は

Shiftキーを押してから「ろ」と書いてあるキーを押すと出てきます。
半角に変換して入力を。

▼ アカウントや署名の確認も
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自分のメーラーに複数のアカウントをお持ちの場合は、メールを送信する
前にアカウントのチェックもお忘れなく。

最もよく使うアカウントが「既定」に設定されていますが、別のアカウン
トで返信・送信することもありますよね。

私はメルマガ受信用の専用アドレスと【しごび】用のアドレスを別にして
いるので、他誌を読んで感想を送る時は「送信者」のアドレスを【しごび】
用に替えて送信しています(そのままメルマガに返信するとメルマガ受信
用のアドレスで相手に届くので)。

自分の署名のアドレスやURLも大丈夫ですか?

本人は気づかないまま、署名のアドレスが一字抜けていたというケースが
ありました。自分では気がつきにくいので、改めて確認してみましょう。

アドレスやURLの前後を半角開けて入力すると、メール上のアドレスがブ
ルーに変わり、そこをクリックするだけですぐアクセスできます。

これも基本的なことですが、案外、字を詰めて入力し、色が変わらない状
態でメール送信していたり、メルマガに書いている場合も見かけます。
蛇足ながらお知らせまで。

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