今週は、堅苦しい表現の言い換えについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < もっと易しく(4) >
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あいまいな表現
▼ 言葉で逃げてない?
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お役所ならではの定番フレーズとしてよく見かけるのが
前向きに検討します。
鋭意努力いたします。
所用の措置を講じます。
など。一見、「いかにもやってます」という雰囲気は字面から漂ってきま
すが、
「前向きにっていつ?」
「鋭意って、具体的には何を?」
「所要の措置ってどんな措置?」
という素朴な疑問もわいてきます。
こうした定番フレーズは、体のいい逃げの表現という印象も否めません。
実際に、検討、努力をしたり、措置をとるのなら、具体的にどこまで、
何が、どのよう進んでいるかを記述する方が納得いきます。
▼ ここでも言葉のダイエット
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協議を行います。
よろしくお取り計らい願います。
対応が十分ではなかったと認めざるを得ません。
なども、持って回った言い方より
協議します。
出席をお願いします。
対応が十分でないところがありました。
と言い換えてたほうがすっきりして、意味も真意も通じます。
建て前だけの定番化した表現に逃げず、普通の言葉で端的に言い換えると、
文字数も気持ちもスッキリします。