今週は、メールで質問する際の留意点をご紹介します。
◆────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法    < メールで質問(3)
◆────────────────────────────◆
質問のシナリオ

▼ もう一歩進めて尋ねてみよう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
質問する前に、まず、自分で調べましょう、と昨日お話しました。

下調べすることで、より的を得た質問ができるようになり、質問される側
も回答しやすくなります。

この「回答しやすい質問を投げかける」ことが、質問する際のポイントで
あり、テクニックです。

「○○○について教えてください」というのは普通の質問。
もう一歩進めて、
「○○○について教えてください。私は△△△ではないかと思うのですが、
×××という例もあるようです。どちらの方法が適切でしょうか?」
とすれば、どちらか適切な方法、あるいは、それ以外の方法を教えてもら
えますよね。

単に尋ねるだけでなく、自分なりの見解も付け加えて質問してみましょう。
質問者がどのレベルまで理解、知識があるのかが、質問される側も把握で
き、回答しやすいです。

▼ 次のシーン、流れをイメージしてみる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
想定される回答をイメージし、先回りして幾つか見解や事例をを挙げて尋
ねるようにすると、質疑応答の回数も少なくて済みますね。

一つのことだけ聞くのではなく、「○○○の場合はどのように対処しましょ
うか?」「Aだとしたら、Bが必要ですね。では準備しておきます」と、次
の展開や動作を想定して付加すれば、話も早いです。

普通のメールのやりとりでも「○日のご都合はいかがですか? 不都合な
場合はお返事ください。問題なければ返信は不要です」という書き方がで
きます。

相手の動作の先を読み、半歩先取りして尋ねる。気配りの源は想像力です。
次のシーンはどうなるか、日々のメールのやりとりでも自分でシナリオを
作って進めていくと、気の利いた人として印象づけることができますよ。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】