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今週は、メールでの断り方を考察します。
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仕 事の メ ー ル 作 法                < 断るテクニック
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知り合いからの勧誘

▼ 理由を述べて断る
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なまじ知っている相手からの勧誘は断りにくいものです。

ピシャリと強く断れば角が立ち、やんわりでは歯が立たない。だから、と
ても厄介。そんな経験、ありませんか?

「いらない」「お断り」と単刀直入に切り込むより、断る理由を説明する
と比較的スムーズです。例えば、知人が自分も使っているという化粧品の
購入を勧めてきた場合。

・「あいにく、最近、新しい化粧品を買ったばかりです。
今回は購入を遠慮させてください」

・「確かに良い商品ですが、私には少し高価すぎて続けて購入することが
できそうにありません。
せっかく声をかけていただいたのに、ごめんなさい」

・「残念ですが、すでに決まった購入先があり、他の商品は当分購入する
予定がありません」

といった具合。

「あいにく」「せっかくですが」「残念ですが」というフレーズを枕詞
(まくらことば)的に先に持ってきて、断る理由を述べるようにすると、
文章のトーンが柔らかくなります。

▼ はっきり断った方がいい場合
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場合によっては、はっきりと断らなければならない場面もあります。

私も経験があるのですが、特に親しくもなかったかつての同級生から、い
きなり連絡があるケース。学生時代の同級生の連絡先を教えてほしいとか、
学生名簿を譲ってもらえないかという打診です。

最初は懐かしさから、昔話に花が咲きますが、途中から本題に。しつこく
電話やメールでせがまれたり、会って話そうと言われたり…。

そんな時はきっぱりと
「相手に迷惑がかかってもいけないので、今後は協力できません」
「残念ですが、学生名簿はありません(提供できません)」
と伝えたほうが、後を引きません。

仲の良かった友人が、懐かしさを装いながら名簿や連絡先を尋ねてくるの
が、実は一番がっかりします。

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