今週は、メールを使ったミーティングの可否について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < メールでミーティング(2)
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そのメリット

▼ メールでミーティングする利点
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メールやメーリングリスト(以下、ML)、チャットなど、文字を打ちなが
ら行うミーティングや打ち合わせ、ブレインストーミングなどを行うメリッ
トを挙げてみましょう。

・相手(メンバー)に直接会わなくてもコミュニケーションが図れる
・参加者同士で情報を共有できる
・記録が後に残るので、議事録などをとる手間が省ける

一対一のメールのやりとりなら、テーマに即した件名で返信を繰り返すと
いう方法が用いられます。直接やりとりする者以外に、経過を知っておい
てほしい場合は、必要なメンバーにCCでやりとりを流すこともありますね。

限りなく電話に近い状態でリアルタイムのやりとりを必要とする場合は、
チャットによるミーティングも。時間を決めて集中して討議、決定する時
などに便利。ブレインストーミングにも向いています。

参加メンバーが複数になる場合はメーリングリスト(以下、ML)がよく活
用されますね。メンバー共通の掲示板を設け、そこへ書き込みをつけ足し
ていくという方法もあるでしょう。

参加人数、時間、内容によりケースバイケースで活用するツールも変わっ
てきます。

▼ すでに一般化している「メール打ち合わせ」
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今回、メールでのミーティングについて書くにあたり、「メール」「打ち
合わせ」で検索してみたところ、すでに「メール打ち合わせ」という言葉
が普通に使われているのを目の当たりにし、驚きました。

「メール打ち合わせ」とは、早い話、メールによるやりとり、受発注のツ
メという意味合いを指すようで、ネットショップなどに多く使われていま
す。

つまり、通常のメール1~2往復程度の軽いやりとりとは意識を別にして、
ある程度長期的なやりとりを想定したものが「メール打ち合わせ」に相当
するようです。

<追記>2021年2月1日

 この記事を書いた2006年と2021年の現在を比べると
 MLの利用は減り、それに代わってビジネスチャットによるやり取りが増えているように感じます。
 コロナ禍でリモートワークが増えたことも影響しているでしょう。

 わたしも、ここ10年くらいでMLを利用しなくなっています。
 代わりに、客先とはChatworkのようなビジネスチャットを使う機会が増えました。
 ただ、ビジネスチャットは未だ慣れず、入力途中でメッセージを送信してしまうといったミスを
 することが多いです。

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