今週は、メールを使ったミーティングの可否について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < メールでミーティング(5)
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私のネットミーティング考

▼ 会わないより会ってからのほうが…
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利点もあり、不利な点もある文字で進めるミーティング。

一年以上、会うことなくメールか電話、FAXで打ち合わせしながら仕事をし
たこと、やはり一年以上顔を合わせずメーリングリストの打ち合わせだけ
で、グループでメルマガを配信した経験が私にもあります。

一度も会うことなく、メールのやりとりだけでミーティングすることはネッ
ト社会では、すでに日常化していると言えるでしょう。互いが近くにいな
い場合は、これほど便利な手段はありません。

ただ、私自身は過去の経験も踏まえた上で「対面が基本」と考えています。
なぜなら、会わずに一年やりとりした以上に、会ってからの一年の方が効
率も理解度もアップしたからです。もちろん、親密度も。

▼ 対面で確認できる人となり
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相手の文章を読めば、ある程度、その人となりは分かります。ですが、会
えばさらにその人が深く見えてきます。文章で虚勢を張っている人、文章
どおりの人、文章以上に魅力的な人、会って初めて確認できるのです。

だから、私はネットを通じて知り合った人、仕事の依頼を受けた時も、早
い時期に一度は対面してから事を運ぶようにしています。

仕事の対応範囲もトラブルがあったときにすぐに駆けつけられるエリアに
絞っています。ネットだけでトラブルが処理できると思えないからです。

▼ 本番は「会ってから」
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インターネットを使えば世界に情報は発信でき、世界の人と繋がることは
できますが、実際に会える人には限界があります。

ネットで知り合った人はたくさんいますが、それは知り合ったに過ぎず、
単なるきっかけ。公私共に付き合いの本番は「会ってから」。

ネットで共感し合える相手に出会ったとしても、私は過信しません。会っ
て、話して、初めてリアルにそれが確かめられるのであって、ネットの上
での共感は、所詮、絵に書いた餅とそう変わらないと感じるからです。

会えば100%付き合いが続いていくとも思いませんが、会って、何かしら
の接点が持てた人とは長く続いていく可能性も高いです。

インターネットは道具。ネットを介したミーティングも手段の一つに過ぎ
ず、むしろ二次的なものと思っています。リアルな対面に勝るものはない
からです。

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