今週は、メール作法の基本を諺に絡めてご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 諺に見るメール作法(4)
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終わりよければすべてよし

良いところを誉めて、悪いところを注意する。
悪いところを注意して、良いところを誉める。

部下や外注先とのメールのやりとり。あなたは上記のどちらのタイプです
か?

私は後者「悪いところを注意して、良いところを誉める」ようにしていま
す。なぜなら、自分が逆の立場だったとき、先に良いところを誉められ、
あとから悪いところを注意されるとがっかりするからです。

「なかなかいいじゃないですか」と言われ、内心「やった~!」と思って
いたら、「でも、こことここの表現がちょっとねぇ」と言われると
「なんだ、言いたいのはそこか…」と気づき、しょんぼり。ぬか喜びだっ
たことを悟ります。

こういう経験があるので、私からメールで指摘する場合は、最初から誉め
ず、ずばっと問題点を先に挙げます。その後、「でも、全体的にすごくよ
くまとまっています。特に○○の表現がうまいと思いました。さすがです
ね」と良い点を具体的に挙げて誉めるようにしています。

最初に問題点を指摘するときも、必要以上に相手を責めたり深入りせず、
率直かつあっさりと指摘し、改善の方法や考え方を合わせて書くように気
をつけています。

▼ あなたなら、どっち?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「でも」に続く言葉が、誉め言葉のほうが私は単純にうれしいと感じます。
けれど、その逆の人もいるかもしれません。

ですから、メールのやりとりでも、ある程度、相手の性格を把握して書き
方を考える必要があるでしょう。

いずれにせよ、「終わりよければすべてよし」で、最後に気持ちよく読み
終えることができる書き方と心遣いを忘れたくないですね。

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