今週は、慣用句の誤用についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 間違いやすい慣用句(3)
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似て非なる用語

混同しやすい慣用句に次のようなものがあります。

いやが上にも

いやが応でも

意味の区別としては・・・

いやが上にも = ますます、いっそう
※もとは「弥が上にも」と表記

例)いやが上にも人気が高まっています。

いやが応でも = 有無を言わせず
「いや応なく」も同じ意味です。
※もとは「否が応でも」と表記

例)否が応でも要請があります。

もともと、違う漢字で表現された言葉だったのですね。

▼ 「異存」と「異議」の違い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
漢字で混同しやすいのが
「異存」と「異議」です。

異存 = まだ心の中に「考え」がある状態
例)おっしゃることに異存はありません

異議 = 心の中にあった「考え」を発表した
例)会議で異議は出なかった
その発言に異議なし

「会議で異存は出なかった」というのは誤った使い方になります。

※参考 朝日新聞の用語の手引

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