今週は、ぼかし言葉やバイト語についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 今どきの言葉(3)
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                     「よろしかったでしょうか」

「以上でよろしかったですか」
「こちらでよろしかったでしょうか」
「返信はメールでよろしかったでしょうか」

コンビニ、ファミリーレストランですでに氾濫しているといっていい
今どきの言葉が「よろしかったでしょうか」です。

もともと「よろしかったでしょうか」は、過去の行為を確認をする際に
使うフレーズです。例えば…

「資料を会社宛てにお送りしましたが、よろしかったでしょうか」

という具合です。

ところが、何もしないうちから「~でよろしかったでしょうか」
と問われると、半ば強制されている印象を受けます。
代表例は、ファーストフード店の店頭で尋ねられる

「店内のお召し上がりで、よろしかったでしょうか」

このフレーズに多くの人が違和感を覚えるのは、
いきなり過去形で念押しされる点ではないでしょうか。
「店内にてお召し上がりでよろしいでしょうか」
で意味は通じます。

相手の求めていることを察して気を利かせるのと、
相手が求めてもいないことを押し付けるのとでは、大きな違いがあります。

先回りするより、一度相手に打診する、確かめてことに及ぶ
という「間」がメールにも必要ではないでしょうか。

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