今週は、ぼかし言葉やバイト語についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 今どきの言葉(4)>
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取り扱い注意!
「ご注文のほうは以上でよろしかったでしょうか」
「受付のほうでお尋ねいただく形になります」
「会社的には判断するのが微妙でしょうね」
挙げればきりがないほど、ぼかし言葉やバイト語は日常生活に入り込んで
います。私も今回、記事を書くにあたり、思い当たる節があり、無意識に
使っている言葉も多いと反省した次第です。
このようなぼかし言葉やバイト語は「とりあえずこの表現を使っておけば
大丈夫だろう」という安心感、「内輪で通用する言葉」を手繰ることで得
る親密感が背景にあると感じます。
私自身も「仲間内では今どきの言葉を知っていることをアピールしたい」
という気持ちが少なからずあるからです。
ですが、コワいと思うのは、日常的にぼかし言葉やバイト語を使っている
と、いざというときにボロが出てしまうことです。
例えば客先との打合せやメールのやり取りで、勢いや無意識のうちに“今
どきの言葉”が口をついたり、メールに書いてしまい「しまった!」と後
悔することがあります。
断定を避けるぼかし言葉は、ビジネスのやりとりでは「まわりくどい」
「あいまい」「幼い」という印象を持たれかねません。
言葉全般に言えることですが、普段から、安易な表現に流されないよう
注意したいですね。
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