今週は、文章を読みやすくする表記の工夫をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 漢字からひらがなに(2)
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できる、ほしい

「できる」は文中に頻出する言葉ですが、使い分けの基準があることを
ご存知ですか?

「出来」と漢字で表記する場合と「できる」とひらがな書きにする場合
とがあります。

出来高 出来事 上出来 出来のよい 出来上がり 出来過ぎ

などのように「名詞形」で使用する場合は「出来」と漢字表記します。

一方、「~できる」と動詞や副詞的に使用する場合はひらがな表記に
なります。

できる限り 利用できる 急用ができたので 見ることができる

パソコンで何気なく入力すると「利用出来る」と変換されたりもしますが、
使い分け方を知っておいてもよいのではないでしょうか。

「ほしい」という言葉も同様に使い分けの基準があります。
「欲しい」と書く場合は、「自分のものにしたい」という欲求を表すとき
に使います。

お金が欲しい 人脈が欲しい 物を欲しがる

「望ましい」という意味合いで使ったり、「て」とセット使う場合は
「ほしい」とひらがな書きになります。

やめてほしい 返してほしい 変えてほしい

ちなみに「ほしいまま(自分の思いどおりに事を行うさま)」も
「欲しいままに」「恣に」「擅に」などの表記がありますが、
新聞表記ではひらかなで「ほしいままに」に統一されています。

※参照:『記者ハンドブック』『朝日新聞の用語の手引』

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【しごび】 の お す す め
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「パソコンの横に置いて使っています!」という声をいただきます。

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