今週は、堅苦しくまわりくどい表現を書き直してみましょう
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 「特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます」

 このように形式ばった文章をたまに見かけます。
 「とりあえず格好がつくから」「無難だから」という理由で、
 半ば慣例化して何の疑問もなく日常的に使われているケースが多い
 のではないでしょうか。

 相手に対して失礼にならない表現に気を遣うことは必要ですが、
 度を過ぎて、却ってわかりづらくなったり、形式だけで中身のない文章
 になるのは避けたいものです。

 上記の文章をもっとわかりやすく書き換えてみましょう。

 「特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます」
   ↓
 「格別のご配慮をお願いします」

 書き直しても堅い一文ですが、
 「特段の」「格段の」は「特別の」「格別の」に、
 「御高配」も「ご配慮」
 と書き換えると、分かりやすくなります。

 もっとやさしく
 「~については特にご配慮いただければと存知ます(思います)」
 と表現しても意味は通じます。

 漢字も使いよう。漢字が多ければ丁寧な文章、知的な文章になる
 というわけではありません。

 相手にとって分かりやすい表現になっているかを考え直してみましょう。

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