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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)>
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「おごちそうさま」
<読者からの質問>————————————————
「ごちそうさまでした」を
私の友人は、「おごちそうさまでした」と言います。
違和感を覚えて話したことがあるのですが、彼女は
小さいころから「おごちそうさまでした」と言っていて、
彼女の子供達が通っていた保育園でも「おごちそうさまでした」
だったそうです。
「ごちそう」自体がすでに“馳走”になるに“御”が付いているので
更に「お=御」を付けるのはおかしいような気もするのですが
いかがなものでしょうか・・・
読者 H.Hさん
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H.Hさんがお書きの通り、
ごちそうは「馳走(=もてなしや、もてなしの酒食の意)」に
「ご」をつけた丁寧語です。
「ごちそう」「ごちそうさまでした」で丁寧な表現になっているので、
「ご」の前にさらに「お」をつけると二重敬語になってしまいます。
「お料理」「お食事」の「お」や「ご祝儀」の「ご」は美化語と呼ばれ、
特に尊敬の対象はなくても、ものごとを美化して述べるときに使われます。
名詞に「お」をつける表現は、幼児との会話や幼児に関連する会話に
多く見られますよね。「お迎え」とか「お受験」とか。
「お受験」などは言葉としてもおかしいと思うのですが、
半ば慣習のようになっています。
H.Hさんのお友達も子供のときから大人がそう呼びかけたり、
周りで使われていたことで習慣化してしまったのかもしれません。
地域によっては方言で「おごちそうさま」を使うところもあるようです。
ただ、敬語の使い方としては「ごちそう」はすでに丁寧な言葉である
ことは知っておいてよいと思います。
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