今週は「メール作法アンケート」の結果についてです。
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    仕 事 の メ ー ル 作 法             < 返信のタイミング(5)
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                            その他の回答

今週は、【しごび】流「メール作法アンケート」として実施した
「返信のタイミング」についての回答をもとに構成してきました。

アンケート結果で、回答の多かった
「優先順位を決めて、その都度判断して返信」と同数だったのが
「その他」(31%)という回答でした。

「仕事は現在休職中ですので、プライベートに関してのみの
お答えになるのですが、基本的に自分の都合を最優先してます。
もともと、自分の都合に合わせてやりとり出来るのが、
メールの良さだと思っていますので。」(ogitti さん)

「自分の都合」というのは、パソコン前にいるかいないか、とか、
返信の時間があるかないか、ということでもあるかもしれませんね。

「内容によります。
(1)仕事関係の場合
単なる受領確認などのとき:即返信
返事に時間のかかる内容のとき:どんなに遅くても1時間以内
(1時間たってもはっきり返事ができない場合は「少々お待ちください。
いついつまでにご返答させていただきます」的なメールを送る)
(2)プライベートの場合
まちまち(早ければ即返信ですが、遅い場合でも翌日)」
(dpsさん、tateyamaさん)

上記のように「その都度判断」の自分なりの基準を決めておくのも
いいですね。
私も仕事関係とプライベートメールでは返信のタイミングは異なります。

▼ 返信はメールとは限らない!?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ユニークだなと思ったのが次の回答です。

「相手、内容、タイミングでいろいろです。
だいたいチェックする時間は決めていますが、『だいたい』」ですし。
もっとも、『ややこしい』相手の場合、
ヘッダを見てメールが来た経路を確認→居場所を憶測→対応決定
(メールに気づいた時点で、「内職」状態でメールをくれていた場合、
電話には出られないので会話のように一言を素早くメール。
自宅からなら電話。
外でちょっとPCを使わせてもらって…なら、時間があいてもいいので。
きちんとメール―アドレスは全部同じなので、
From では判断がつきません)」(しょうさん)

ヘッダとは、メールに付いている送受信に必要な情報のことです。
上記にある「From」とは、メールの差出人名のことですね。
ヘッダを見て、経路確認してから対応を判断というのは、
芸が細かいというか、「そういう方法もあるのか!」と目からうろこでした。

※Outlook Expressでヘッダー情報を見るには、受信メールを右クリック⇒
メニューの「プロパティ」を選択⇒「詳細」タブを開くと
見ることができます。

そのほかに面白いと思ったのが、次の回答です。

「急ぎのメール、優先順位の低いメールは即レスしておきます。
が、ちょっと内容を考えないと書けないようなメールは
時間をかけて返信しています。」(偏食の嬢王様)

「優先順位の低いメールは即レス」というのは、即答できるメールとも
いえそうですね。優先順位=メールにかける手間と捉えることもできます。

「私も重要度・緊急性で区別します。
頂いた後すぐ、返事の「下書き」書いて保存して
おきます。その後読み返して、必要な修正をして
発送。微妙なものは各所調整の上電話で相手と直
接話す事を心がけます。」(○ささん)

しょうさんの回答にもありましたが、メールの返信はメールであるとは
限らないということですよね。
状況によっては電話で連絡するほうが、確実に用件が伝わる
ということもあります。

【しごび】アンケートへご回答いただいたみなさん
ありがとうございました!

 
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今週は「メール作法アンケート」の結果についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(4)
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返信時間を決める

今週は、【しごび】流「メール作法アンケート」として実施した
「返信のタイミング」についての回答をもとに構成しています。

アンケート結果では少数派でしたが、「返信のタイミング」として
「メールチェックの時間を決めて、まとめて返信」(16%)
という回答もありました。。

「朝・昼・夕とメールチェックの時間を決め、
原則いただいた順に返信していくことにしています。
ことさんもおっしゃっていますが、返事を24時間以上遅らせると
相手に不安をあたえてしまうようですので、
なるべく1日以内の返信を心がけています。」(小秋さん)

▼ 対応時間が分かる相手には先読みして送信
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールをし始めた当時の私の失敗談は
とにかく来るメール来るメールにその都度返信していて
気がつけば、一日中メール対応していた、なんてことがありました。

当時は、一通のメールに要する時間も文面も長く、
時間がどんどん過ぎていき、「私って今日一日何してたんだろう」と
唖然することがありました。

メールの対応というのは、ある意味、きりがないものなので
小秋さんのように、メールチェックの時間を決め、
集中して対応するのも一手だと思います。

実際、多忙な経営者の中には、一日でメールチェックする時間を決めて
対応している人も少なくありません。

逆に、相手がメールチェックする時間が事前に分かっている場合は、
その時間帯を狙ってメールを送ることもできます。

私も客先の何人かはそういうタイプの人がいるので、
確認事項があるときなどはできるだけその時間帯に
メールを送るようにしています。
そうすれば、それだけ案件の処理も早まりますよね。

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今週は「メール作法アンケート」の結果についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(3)
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即答する際のポイント

今週は、【しごび】流「メール作法アンケート」として実施した
「返信のタイミング」についての回答をもとに構成しています。

アンケート結果で二番目に多かった「返信のタイミング」が
「時間を空けずにすぐに返信」(24%)でした。

「基本的には、読んだらすぐに返信します。
一日中、パソコンの前に居座っているわけにもいかないので・・。」
(hotei さん)

読んですぐに返信しておかないと、後回しにするほど見落としたり、
返信し忘れるということが確かにあります。

「読んだら、即、返信です。
すぐに問い合わせに対する返事は書けないものは、
『受け取りました。追ってご返事します』と受信確認を知らせます。
実際、返事を24時間以上遅らせていると、『メールを読んでもらえたか』
という追いかけメールが来ることがありますので。
とにかく、発信者の発信時間から24時間以内に、
何らかのレスポンスを心がけています。」(『こと』さん)

「基本的には即答します。
また、相手と内容に応じて、受信案内を返信し、
回答期日をお伝えすることもあります。」(ジャヤヴァルマンさん)

即答派は、『こと』さん、ジャヤヴァルマンさんのように、
受信した旨や回答期日を先に知らせることを心がけておられるようです。
これも大事なポイントですね。

▼ 即回答があるという信頼感
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
即答派の人とのメールのやりとりでは、相手からの返信がいつもより遅いと
「何かあったんだろうか」と心配になることがあります。
時間をおかずにやりとりするというリズムがお互いにできがあがっている
からかもしれません。

その人にメールをすれば、確実に返信があるという認識は
相手への信頼感につながっていくように思います。
返信のタイミングも図りやすいのではないでしょうか。

私は、相手が今、パソコンの前にいると分かった時点で、
返信が弾丸のように続いていくということがあります。
主に仕事のやり取りのときがそうですが、
不在がちな相手とは、通信できる間にとりあえず伝えておかねば!
と速攻でキーボードを打っていることがありますね。

以前は読者からの感想メールにも即レスしていたのですが、
却って驚かれることが多くなり、最近は自重するようになりました。

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今週は「メール作法アンケート」の結果についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(2)
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その都度判断する基準

今週は、【しごび】流「メール作法アンケート」として実施した
「返信のタイミング」についての回答をもとに構成しています。

アンケート結果で最も多かった「返信のタイミング」が
「優先順位を決めて、その都度判断して返信」(31%)でした。

「時間があればすぐに返信しなければならないものはしますが、
その都度で考えてから返信することの方が多いです。」(しおんさん )

「簡単に返事が出来るメール、または重要度が高くて事務的なメールは
なるべく直ぐに返信するようにしていますが、
それ以外の、特によく内容を考えて丁寧に推敲する必要のあるものは
後回わしにします。
でも、そういったものもなるべく翌日中には返信するように
しています。」(UBU-CHAN さん)

私の返信のタイミングも上記のお二人と同じ感じです。

▼ 返信にどれだけ時間がかかるか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
優先する条件の一つに「即答できる内容か否か」というのが
あるのではないでしょうか。

即答、即決できる内容であれば、即返信が可能ですが、
考えたり、調整したり、調べる必要のあるものは、返信に時間を要します。

ですから、必ずしも重要度が低いから後回しにするわけではなく、
返信に要する時間の有無というのも返信の優先順位をつける
ひとつのポイントになるように思います。

UBU-CHAN さんの回答のように、
「よく内容を考えて丁寧に推敲する必要のある」気を遣う文章を書く場合も、
ある程度時間が必要になりますね。

私の場合は、自分に時間的な余裕があるときは、
大概のメールにはすぐに返信しますが、
急いでいたり、限られた時間でメールチェックするような場合は、
即答できるもの、急ぎのもの、重要な内容というポイントで
返信の優先順位をつけています。

ただ、返信に時間を要する場合は、ひと言その旨を先に相手に伝える
ようにすると、相手は安心できます。

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今週は「メール作法アンケート」の結果についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング
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その都度判断派が約三割

『まぐネット!β 』に開設した
【仕事美人のメール作法】のコミュニティを使い、
【しごび】流「メール作法アンケート」を実施しています。

第二回のテーマは「返信のタイミング」についてでした。
本日までの集計結果は次の通りです。

優先順位を決めて、その都度判断して返信  (31%)
時間を空けずにすぐに返信         (24%)
メールチェックの時間を決めて、まとめて返信(16%)

その他                  (31%)

回答の多かった順に並べたのですが、
「優先順位を決めて、その都度判断して返信」が全体の約三分の一。
次いで多かったのが「時間を空けずにすぐに返信」の即答派でした。

回答者は13名と数としては少ないのですが
大半のかたがコメントしてくださっていて、興味深く読みました。

いずれも自分なりのルール、基準を設け、
メール対応されている姿がうかがえます。

第一回のアンケート結果のときにも述べたのですが、
当コミュニティのアンケートにご回答くださる読者のかたは、
少数ですが、メールに対する意識が高い人たちでもあり、
それぞれの対応法が参考になると思います。

今週は、【しごび】流「メール作法アンケート」から得た回答をもとに
返信のタイミングについて考察していきましょう。

▼結果の詳細はこちら
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今週は、すっきり的確な文章にするためのポイントをご紹介
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 書き換える技術(5)
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                          配慮のある文章

 今回のシリーズは、
 一度書いた文章も、もう一度、読み手の視点で読み直し書き換えてみると
 文章として的確で、思いが伝わる文章になることを
 事例をもとにお伝えしてきました。

 仕事を含む普段のメールのやりとりでは
 うまい文章である必要はなく、
 「伝わる文章」
 であることが大切です。

 誤解を招かず気持ちよくやりとりできること
 それは、相手への配慮があるかどうかということです。

 私は、好きでネットオークションでよくものを買いますが
 商品や金額だけでなく
 入札者の文書もチェックして判断します。

 判断の基準は
 自分に都合のいい文章を書いているか
 相手に親切な文章を書いているか。

 個人と個人のやりとりですから
 そこまで深刻に考えなくてもいいのかもしれませんが

 文章から、その人となりが透けて見えるところがあり
 文書を読んで抵抗を感じた場合は
 私はスルーしてしまいます。

 ▼ 書いた文章の結果、影響まで考えて書く
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 文章のうまい下手、書き方のテクニックなどではなく
 相手への配慮。

 「このように書くことで、相手はどう感じるか」
 自分か書いた文章がもたらす結果に
 どこまで思いをめぐらせられるか。

 ネットオークションに限らず
 ふだんのメールのやりとりでも
 そんな配慮があれば
 感じのよい文章、トラブルを招かない文章
 が書けると思っています。

 それは、才能ではなく
 訓練すれば誰にでもできることなのです。

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