今週は、敬語の使い方を練習しましょう。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の練習(3)>
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相手の動作に敬意
今週は、日ごろのメールのやりとりで、うっかり間違って使ってしまい
やすい敬語表現について紹介しています。
先輩は私の拙い質問にもちゃんと向き合ってくれ、
真剣に応えてくれますので感謝しております。
今春、入社した新人が先輩への感謝を綴った一文です。
「感謝しております」と丁寧に結んでいるのですが、
先輩の対応を示す部分の表現が今ひとつです。
先輩は私の拙い質問にもきちんと向き合い、
真剣に応えてくださるので感謝しています。
「ちゃんと」は口語的な表現なので「きちんと」とか「真剣に」と
書き表す方が適切でしょう。
「向き合ってくれ、真剣に応えてくれます」は
「向き合い、真剣に応えてくださる」と書き換えるとまとまります。
「応えてくださる」は「応えていただけるので」と表してもよいでしょう。
「です」や「おります」は丁寧な表現ではありますが、それだけでは
相手への敬意を伝えるにいたりません。
敬語を使う際は、文末だけでなく、
文中の表現(特に敬意を示す相手の動作)に注意しましょう。
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