今週は、「?」と思う言葉の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 疑問な言葉(3)
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                             断トツ1位

「日本選手が断トツ1位でした」

この一文にある「断トツ1位」。私も無意識に使ってたのですが
実は意味が重複しています。

「断トツ」が何の略かご存知ですか?

「断然トップ」を略して「断トツ」。
脱サラが「脱サラリーマン」の略であるように、
「断トツ」も日本語によくみられる略語の一種で、
それが定着したもののようです。

そうすると、「断トツ1位」は意味が重なるため、
「日本選手が断トツでした」
と書くのが適切。

1位であることをより強調したい場合は
「日本選手が大差で1位でした」
のように「断トツ」に代わる表現に言い換えることもできます。

「断トツ」は俗語の一種になるのかもしれませんが、
迫力を伝える表現として、つい使いたくなる言葉ですよね。

「断」に関連して、次の一文も注意。
「間違いないとはっきり断言できます」

「断言」が「はっきり言い切ること」という意味があるので、
「断言」の前に「はっきり」は不要です。この場合は

「間違いないと断言できます」
あるいは
「間違いないとはっきり言えます」
と書き換えられます。

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